ふるさと春野の伝説「京丸牡丹(1)ぼたん姫」
昔、いつのころか、京丸の里に気品のある若い旅人が迷いこんでまいりました。里長(さとおさ)の家にやっかいになっているうちに、その家のぼたん姫という気だての優しい、美しい娘さんと、とても親しくなりました。
しかし、ここの里のきまりでは、他国の見知らぬ旅人と親しくすることは、いろいろな理由で許されません。そのうちに、この二人の姿はいつのまにか京丸から見られなくなりました。あとのうわさでは、気田川に二人で身を投げたとも言われています。
それ以来、二人の命日が近づくと、ぼたんの花びらが散って、どこからともなく流れて、川の瀬に浮かぶのを村人が見うけたということです。(「ふるさと春野の伝説」より)
◆ ◆ ◆ ◆
これが、春野の伝説ではもっとも有名な「京丸牡丹」のお話。60年に1度咲く幻の花「京丸牡丹」とは、ヤシオツツジのことではないか、との説があります。だとすれば、二人が身を投げたのは、ちょうど今頃だったことになります。
牡丹と言うのなら「アカヤシオ」だろうとのことですが、「傘の大きさの白い花」とも言われていますので「シロヤシオ」かも知れません。
伝説の真偽を詮索するのは止しましょう。伝説を守り伝えて来た人々の心に微塵の偽りもあるはずはありませんから…。
【関連記事】ふるさと春野の伝説「京丸牡丹(2)京丸と護良親王」
【関連記事】ふるさと春野の伝説「京丸牡丹(3)京丸と喜久姫」
【関連記事】「シロヤシオ」は愛子さまの「お印」
【関連記事】季節の便り―「シロヤシオ」と「花のジュウタン」
●北遠の「シロヤシオ」を愛でるのでしたら、まさに今…
【関連記事】往復7時間―岩嶽山の「アカヤシオ」レポート
【関連記事】「アカヤシオ」を見るために岩嶽山に登る①
【関連記事】「アカヤシオ」を見るために岩嶽山に登る②
【関連記事】「アカヤシオ」を見るために岩嶽山に登る③
【関連記事】2011年4月29日、岩嶽山アカヤシオ情報
【関連記事】楽しい小俣の山歩き①―別名ムラサキタンポポ「センボンヤリ」
【関連記事】楽しい小俣の山歩き②―滝や沢を巡る
【関連記事】楽しい小俣の山歩き③―アカヤシオの見頃は、今週末
【関連記事】2011年5月8日 岩嶽山のアカヤシオ満開

コメント