JR飯田線のツアー体験 新緑、絶景の『秘境6駅』巡る
人家や人の気がほとんどなく、鉄道以外での到達が難しいとされる「秘境駅」。4月上旬、にぎやかな静岡市中心部から離れ、JR飯田線の秘境駅6駅を巡るツアーに参加し、天竜川や木々が織りなす風景を堪能した。
「秘境駅」はある鉄道ファンがサイトで紹介。2001年には本に取り上げられ、鉄道ファンの間で一躍有名になった。JR飯田線は愛知県豊橋市と長野県辰野町を結ぶ約195キロメートルの単線。ツアーには、鉄道ファンが作成する「秘境駅ランキング」で上位の駅も盛り込まれている。
午前10時、豊橋駅(豊橋市)を出発し、最初の秘境駅「小和田(こわだ)駅」(浜松市天竜区)へ。皇太子妃雅子さまの旧姓(小和田(おわだ))と同じ漢字で、成婚当時、ブームを呼んだ。古い駅舎に足を踏み入れると、今は使われていない机が目に入った。机上に置かれた大学ノートには、訪れた人が思い思いのメッセージをつづっている。同駅は秘境駅ランキング第2位に選ばれている。
「中井侍(なかいさむらい)駅」「為栗(してぐり)駅」に続き訪れたのが「田本駅」(長野県泰阜村)。ホームは山の斜面の途中にあり、線路の向こうは天竜川を見下ろす絶壁だ。ホームの端にある階段を上ってみた。足を踏み外さないようこわごわ見下ろすと、電車、線路、天竜川がコラボレーションしたスリル満点の絶景が眼下に広がった。
「金野(きんの)駅」、「千代駅」で秘境駅は終わり、ゴールは「天竜峡駅」(同県飯田市)。ここでは、天竜川を船で下る「天竜峡十勝めぐり」を体験できる。川沿いの岩面には、書聖と呼ばれた書道家の日下部鳴鶴(めいかく)が、1882年に天竜峡を訪れた時に書いた数々の文字が残されている。船で岩の間近まで進むと、文字は深く彫られ、その筆線の美しさに驚いた。
緑したたるような秘境を満喫し、午後4時前に再び天竜峡駅から帰路に就いた。豊橋駅までの約3時間、豊川名物のいなりずしや野菜の煮物など、沿線の地元食材を使った「秘境駅オリジナル弁当」を食べながら旅の疲れを癒やした。(「中日新聞」より)
昨日、「中部天竜駅」で鉄道ファンという中学生と出会いました。飯田線の旅は、鉄道ファンでなくても楽しめる、何となく懐かしさを感じる旅です。大型連休は、行楽日和。ぜひ、お出かけください!
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