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2012年5月15日 (火)

新緑の向こうに見える布滝

Nunotaki2  新緑の向こうに一筋の流れ―北遠・水窪の布滝の絶景です。

Himerenge  水量が少なく、布を広げたようには見えませんが、白く長い滝と黄緑色の若葉との取り合わせは、紅葉越しに見る布滝と同じくらいの美しさです。

 「新・浜松の自然100選」に選ばれた布滝は、これです。

 近くの岩肌では、ベンケイソウ科の「ヒメレンゲ」が黄色い花を咲かせていました。

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2012年5月 8日 (火)

季節の風景―瀬尻のホソバシャクナゲと段々茶園

Kitasyo  「シャクナゲが咲かないことには、茶摘みが始まらない」―季節の風景を求め、龍山町「瀬尻の段々茶園」を訪ねました。気になるシャクナゲとは、旧龍山北小学校跡にあるホソバシャクナゲです。

 グルリと校舎の昇降口に回れば、咲いてる、咲いてる!小さな木ですが、ホソバシャクナゲの可愛らしいピンクの花が開いています。

Chaen  だったら、「瀬尻の段々茶園」の茶摘みも始まったかも…?

 と思ったら、ちょうど茶園のオーナーさんが出て来ました。「茶摘みは、まだですか?」「4月の末から摘み始め、今、ちょうど真ん中辺り。あんたも日に焼けてるねえ?」「実家の狭い茶園の茶摘みを手伝いましたから」。

 いい風景ですね。1コマ撮らせていただきます。カシャ♪

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2012年4月22日 (日)

白いミツマタの花が咲く「瀬尻のスギ展示林」

 天竜を代表する美林「瀬尻のスギ展示林」は、「新・浜松の自然100選」にも選ばれています。

 明治21年(1888)、金原明善翁によって植林された美しい杉の林床には、ミツマタの花が満開です。スギの樹高は30~40メートル。樹齢は125年。良く管理された林内には、日差しが降り注ぎ、低木のミツマタも育ちます。

Sejiri1 Sejiri2

Iwakagami  本当は、アカヤシオを探しに出かけたのですが、わずかに1本見かけただけ。色の濃いミツバツツジの花は見かけたのですが…。昨年は咲いていたはずのイワカガミは、まだ蕾の状態。今年の山の春は、確かに遅れています。

 ホソバシャクナゲは、まだまだ先です。

 「天竜美林」と言っても、たかが人工林なんて思わないでください。手入れの行き届いた「瀬尻のスギ展示林」は、特別です。

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2012年4月19日 (木)

白いオオシマザクラと龍山の「不動の滝」

Fudo  龍山の「不動の滝」は、上段と下段からなる2段の滝。階段を下りて四阿(あずまや)の端に立てば、落差32メートルの主瀑部を眺めることができます。

 芽吹き始めた新緑とオオシマサクラらしい白い花が、季節ならではの風景を演出しています。

 「桜と滝は絵になりますね?」「いや、全部入りきらないのが不満だけどね」。「新・浜松の自然100選」の地を巡るカメラを抱えた2人連れと出会いました。

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2012年4月16日 (月)

絶景「桜花越しの棚田」―檜曾礼(ひのきぞれ)

 「大栗安の棚田」と言えば、本村地区と檜曾礼(ひのきぞれ)の2ヵ所。もちろん、檜曾礼でも桜が満開。「桜花越しの棚田」の絶景を見ることができます。

 棚田の最上段にソメイヨシノが咲いていますので、その枝を前にあしらい、下まで続く田と茶園を写すとこんな感じです。

Hinokizore3 Hinokizore1

 遠くに見える濃いピンク色はミツバツツジの花。お茶の芽はまだ出始めたばかりですが、田起こしは済んでいます。例年、棚田の田植えは早めですから、今月末から5月にかけての大型連休中に行われるのではないでしょうか?

 かと言って、桜はそれまで待ってはくれません。日本の原風景、「桜花越しの棚田」の絶景を見るのなら、急いでください!

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2012年4月15日 (日)

「大栗安の棚田」でも桜が満開

 花曇りとなった4月15日、田植えの季節を前に、「大栗安の棚田」でも桜が満開。

Ooguriyasu2 Ooguriyasu3

 「こんな山の中が、そんなにいいかねえ?このごろ、来る人が多いだよ」とは、地元のお年寄りの話です。「だって、棚田のある風景って、どこででも見ることができるわけじゃあないからね」「大栗安って有名なの?」「そりゃあ、自然が好きな人なら、みんな知ってるよ」「住んでるもんにゃあ、分からんけどね。でも、空気は確かにきれいだね」。

 そんなきれいな空気の中で、地区の人たちのお花見の宴が催されていました。

 棚田と満開の桜がある癒しの風景を見に、ぜひ、お出かけください!

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2012年4月 8日 (日)

4月8日、北遠は花見日和④―秋葉ダム千本桜

 秋葉ダムへは天竜川左岸を回って行ったのですが、車は長い列を作り、なかなか前へとは進めません。ダムの堰堤道路を通り、右岸の龍山第一小学校下の駐車スペースに車を停めました。

Akihadam11 Akihadam12

 花見客の多くは、川の左岸。今来たダムの上を歩いて戻ります。今日(8日)まで、「秋葉ダムさくらまつり」が開かれていたようで、道路脇には、たこ焼きや焼きそばのほか、アユの塩焼き、五平餅、草餅など地場産品の露店が並び、散策する人、花の下の宴会を楽しむ人で大賑わい。午前10時からは「さくらマラソン」が開かれていたようで、ゼッケンを付けたままの人も見かけました。

Akihadam13 Akihadam14

 再びダムの上を歩き、今度は赤い吊橋「竜山橋」でも渡りましょうか?

 いやいや、私は高所恐怖症の重症患者ですから、それは無理。写真だけ撮って、渡ったふり。さあ、帰りましょう!

 おやおや、道の駅「花桃の里」には、まだ車の長い列ができたままでした。

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4月8日、北遠は花見日和②―船明ダム湖畔の桜のトンネル

 船明ダム運動公園の駐車場に着いたのは、午前10時30分。すでに、あの広い駐車場は満車です。出て行く車を待ち、空いた場所に1台ずつ順番に停めて行くのですが、出て行く車が少ないので、運良く空きスペースを見つけて停めるまでには15分。

Funagira11 Funagira12

 桜のトンネルの下では、カラオケと楽しんだり、花見酒に顔を赤らめるグループや家族連れの花見客がいっぱい。露店も並び、いい匂いが漂って来ました。

 さあ、欲張りな花見を楽しもうと、次に向かいます。

 揃いの着物を着た踊りや太鼓のグループを横目に見ながら、トンネルの下を1往復。車に戻った時には、駐車場に入り切れない車の列が長く伸びていました。

 さあ、次は「花桃の里」だ!

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4月8日、北遠は花見日和①―鳥羽山公園、二俣城跡

 暖かな春の日差しに誘われて、北遠に!お花見日和の1日は、鳥羽山公園からのスタートでした。

 午前8時50分に公園駐車場着。駐車場にはまだ空きがあり、展望台の下には、ブルーシートが広げられ、たこ焼き、たい焼きの露店は準備中。毎年、ライトアップがされて夜桜が楽しめる「鳥羽山さくら祭り」は、先週だったのでしょうか?それとも、今日?

Tobayama12 Tobayama14

 いずれにしても、今が満開の絶好機です。

 次に訪れたのは、二俣城址。城址へ登る坂道が、爆弾低気圧の雨により崩落し、通行止め。仕方なしに、清瀧寺を回り歩いて登りました。

 背中に汗をかきながら到着したのは、9時52分。午後から始まる徳川家康物語ステージ「鶴姫亀姫伝説」準備の真っ最中。

Futamatajo1 Futamatajo

 天守台横ではオオシマザクラとソメイヨシノが咲き競い、春爛漫の宴を楽しむグループの姿も見られました。

 さて、次はどこに出かけましょうか?もう、何度も行きましたが、船明ダム湖畔の桜を見に行くことにしましょう!

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2012年4月 7日 (土)

水窪の「かたくりの里」からの花便り

 北遠の一本桜の開花情報を伝えるために水窪に出かけた久保田さんから、「かたくりの里」の花便りが届きました。

Katakuri1_2 Katakuri2_2

 まだ、蕾も残っているようですから、見頃はあと1週間くらいでしょうか?

 西向きの斜面に広がる群生地は、「新・浜松の自然100選」にも指定されています。ぜひ、お出かけください!

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2012年4月 6日 (金)

船明ダム湖畔「桜のトンネル」は満開!

 4月6日、船明ダム湖畔のソメイヨシノは満開です!

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 先日の荒天によるダメージが心配でしたが、桜のトンネルは大丈夫。家族連れの花見客がおおぜい訪れ、散策を楽しんでいました。

 この日のダムは1門を開放し、放水中。晴れたり曇ったりの天気でしたが、時折のぞく青空を背景にしたソメイヨシノの淡いピンクの花が美しく輝いて見えました。

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千本桜もうすぐ満開 秋葉ダム湖畔

Akihadam015  桜の名所として知られる浜松市天竜区龍山町の秋葉ダム湖畔で、桜が満開近くになった。市民らが訪れて写真を撮るなどして花見を楽しんでいる。8日まで「秋葉ダムさくらまつり」が開かれ、夜桜のライトアップも行っている。

 秋葉ダム湖畔には約10キロにわたって「千本桜」と呼ばれる桜並木が続き、北遠地域の桜の名所として親しまれている。龍山観光協会は毎年花見の時期にまつりを開催。今年は3月31日から8日までの期間を設定した。

 土日を中心に露店が出て、コンニャクやお茶、アユ塩焼き、五平もちなどの地場産品を販売する。最終日の8日には「秋葉ダムさくらマラソン」が開かれ、ランナーたちが桜並木の下で健脚を競う。(「中日新聞」より)

 「秋葉ダム千本桜」には、平日もおおぜいの花見客が訪れています。「新・浜松の自然100選」にも選ばれている満開のソメイヨシノをお楽しみください!

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2012年4月 2日 (月)

2012年北遠の桜見頃情報―秋葉ダム千本桜

 北遠で選ばれた「新・浜松の自然100選」指定地には、桜が楽しめる箇所が3ヵ所。「鳥羽山公園の眺望と桜」「船明ダム湖周辺の桜」と「秋葉ダム湖と千本桜」です。

Akiha1 Akiha2

 すでに、ダムの上流、下流に数多く植栽されたソメイヨシノは見頃を迎え、花の下を散策する客で賑わっていました。

 咲き渋っていた北遠のソメイヨシノですが、予想よりも早く見頃を迎えています。

 ソメイヨシノのお花見なら今週末を流さないようにしてください!

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2012年北遠の桜見頃情報―船明ダム湖周辺

 「船明ダム湖と周辺の桜」―「新・浜松の自然100選」で選ばれた自然豊かなダム湖周辺のソメイヨシノも気になります。

Funagira1 Funagira2

 早咲きの河津桜が散り、3月29日(木)には国道152号線沿いを除いてまだ1輪も開花していなかったソメイヨシノですが、あっという間の七分咲き。最後まで遅れ気味だった昨年と比べ、今年の遅れは一気に取り戻したようです。

 運動公園横には広い駐車場もありますので、お花見散策にはよい場所です。相津の道の駅「花桃の里」の花桃の満開ですので、桜と桃の両方を楽しむには、船明ダム湖周辺をお勧めします。

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2012年北遠の桜見頃情報―花見が楽しい鳥羽山公園

 「鳥羽山公園からの眺望と桜」と言えば、「新・浜松の自然100選」―展望台から見下ろした桜はイマイチでしたが、暖かい春の日差しの下、お花見をしているグループの姿も見られました。

Tobayama Tobayama1

 北遠のお花見ポイントとしては、やはり鳥羽山公園が人気ナンバー・ワン。天竜川の架かる、鹿島橋と天浜線の鉄橋の向こうに広がる浜松中心市街地方面を望む眺望と満開のソメイヨシノが見られるのは、今週半ばから週末にかけてでしょうか?

 お弁当を持って、のんびりとお出かけください!

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2012年3月31日 (土)

カタクリもうすぐ開花 天竜区水窪

Katakuri  浜松市天竜区水窪町西浦地区の「カタクリの里」で、カタクリの花のつぼみがふくらみ始めている。寒さの影響で例年より若干開花は遅れる見込みだが、4月上旬には見頃を迎えるという。

 カタクリは山野に群生する多年草。県内有数の群生地とされる同園には、約3万株が自生している。

 同地区の芝本和雄さん(66)は「寒暖の差が激しいのが心配、4月10日頃から1週間が見頃では」と話している。園内にはシュンランやニリンソウなどの山野草も自生している。(「静岡新聞」より)

 「新・浜松の自然100選」にも指定されている「水窪のかたくりの里」の花便りが、気になっていました。蕾も大きくなり、そろそろ開花するようです。ぜひ、お出かけください!

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2012年3月30日 (金)

新・浜松の自然100選―人懐こい「枯山のギフチョウ」

Gifutyou  昨日(3月29日)、今日(30日)と暖かい春の日差しが続き、天竜区から北区にかけて広がる枯山には、「春の妖精=ギフチョウ」を一目見ようとする人たちがおおぜい押しかけていることでしょう。

 当ブログも「2012年3月22日、枯山のギフチョウ発生を確認!」「2012年、枯山のギフチョウ撮影に成功!」を中心に、ギフチョウに関する記事へのアクセスが跳ね上がっています。

 「天然記念物」「絶滅危惧種」である希少性も魅力ではあるのですが、枯れ葉色の里山に舞う色鮮やかな黄色の翅は、間違いなく春の訪れを感じさせてくれるナンバーワンの蝶です。

 しかも、警戒心が強いとされるギフチョウですが、枯山のギフチョウにはなぜか人懐こさがあります。私が小型のカメラを近づけても、かなりギリギリまでOK。吸蜜する花が見当たらず、日光浴のために私の足元のすぐ先に止まり、翅を広げて一休み。

 腰を曲げて、真上からカメラを下ろして近づき、カシャ、カシャ、カシャ、カシャと4コマ撮影。はい、もう、飛んで行ってもいいよ~。今日出かけているみなさんは、きっともっと良い写真が撮れているでしょうね?

 みんなで守りたい新・浜松の自然100選「枯山のギフチョウ」です。

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2012年3月22日 (木)

どっちが大きい?2本並んだ「山住神社の杉」

Oosugi4  皆さんはすでにご存知のはずの県指定天然記念物。「新・浜松の自然100選」にも指定されている「山住神社の杉」ですが、今までキチンと紹介してなかったような気がします。

 「山住神社の杉」は2本。和銅2年(709)の神社開山の時に植栽されたと言われ、その通りだとすれば樹齢は1300年。昭和34年(1959)の伊勢湾台風による倒木の年輪で、樹齢が確認されたとされています。

Oosugi9  元禄9年(1696)、山住家の23代山住大膳の亮茂辰公は、幕府が御用材として木を乱伐している様子を危惧し、伊勢から3万本の杉苗を購入して造林を開始。亡くなるまでの48年間に、神社周辺の山には約36万本の杉が植林されたとのこと。

 御神木の2本のうちのどちらが大きいかというと、実は奥の杉。すんなりと伸びた幹の割には、力強い男性的な枝ぶり。下から見上げても、カメラのフレームをはみ出してしまいます。

 ちなみに、「新・浜松の自然100選」の標木は私が案内したバスツアー参加者に立てていただきました。頭をなぜてあげてください!

 【関連記事】「新・浜松の自然100選―北遠の自然を訪ねて」

2012年3月18日 (日)

夏目さんが見た風景―横尾の峠から佐久間を望む

Yokoo3  「ホウジ峠の中央構造線」と並んで「新・浜松の自然100選」に指定されているのが、「二本杉峠から望む中央構造線」です。

 羽ヶ庄の子どもたちが、佐久間の学校に通う行き帰りに眺めたのが、横尾の峠から見た下界の風景です。

 視線の先には「佐久間が見える」のですが、あれは一体どの辺りなのでしょう?

Sakuma5  写真を拡大してみると、ピントは甘くなってしまうのですが、B型鉄橋が見えています。鉄橋の左は半場、向うは中部、さらにV字の谷が浦川方向に伸びています。

 なるほど、羽ヶ庄に住んでいた夏目さんが子どもの頃に見た風景とは、これだったんですね。ここで一休みして、佐久間小、佐久間中へと通っていたのは何年前?

 1ヵ月後の4月18日、舘山寺では佐久間中学校の「同窓会」が開かれるとのこと。きっと、昔話に花が咲くでしょうね?

 【関連記事】中央構造線が通る峠―「二本杉峠」と「ホウジ峠」
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光明寺ゆかりの「稚児の滝」

Chigonotaki1  「新・浜松の自然100選」に指定されている「稚児の滝」は、光明寺ゆかりの滝。現地看板には…

 その昔、光明寺に美しき稚児あり
 賢明にして修行したるも
 長ずるに及び煩悩脱却し得ず
 或夜不動尊夢枕に立ち
 「汝煩悩を去らんと欲せば
     我が泉下に修行せよ」と
 滝のほとりに消え去りぬ
 稚児滝を求めてここに至り
 行じて後大成す

 …とあります。

 光明山に北側に流れ落ちる「稚児の滝」へは、道の駅「花桃の里」から佐久に向かう林道を辿りますが、途中からは決して道路コンディションが良くはありません。

Chigonotaki2  行けないのか?と問われると、行けないこともないのですが、落石も多く、未舗装区間もあり、観瀑台は老朽化し「立入禁止」となっています。

 水量も多く迫力のある滝を間近に見られるのですが、お勧めはできません。せっかく「新・浜松の自然100選」に選ばれているのですから、ぜひ、お訪ねいただきたいのですが、少し手前に車を停めて歩き、安全のため遠目に眺めるだけにしていただきたいと思います。

 暖かくなると、北遠の滝が恋しくなりますけどね…。

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2012年3月13日 (火)

「船明の二本杉」を囲む小学生たち

Nihonsugi  嬉しかったんです。

 「船明の二本杉」を通りかかった時、小学生たちが両手をつないで2本の杉の木を取り囲んでいました。急いで車を停め、声をかけました。「どこの学校?」。

 「光ヶ丘小学校です。地元の石仏や道祖神を訪ねて回っています」との返事。「大きな杉の木でしょう?でも、みんなの足元には、道路を造った時に埋められた杉の幹があるから、本当はもっと大きいんだよ」「へ~」。

 「私が、この『新・浜松の自然100選』の標木を立てたんです」って、ちょっぴり自慢。本当に、嬉しかったんです。自然が大好きな子どもが大きくなると、私みたいになりますよ~。

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2012年2月24日 (金)

北遠の「龍」を探せ!―龍王権現橋の「龍」

Taki4  「新・浜松の自然100選」にも選ばれている「龍」が棲む滝「龍王権現の滝」―昔話の看板や吊り橋に嵌められたオブジェについてはすでに紹介しましたが、実は、もう1匹の「龍」が棲んでいることを発見してしまいました。

 それは、滝へと続く遊歩道の途中に架けられた吊り橋「龍王権現橋」の横桁です。

 「そろばん板」とも呼ばれる吊り橋の床板を支える横桁を、身を低くして見てみると、何と「龍」の絵が描かれていたことが分かりました。すでに歳月が経過していて、上からでは分かりにくいのですが、目を細めてみれば、今でも横桁の横の面の、体をくねらせた龍体が見えます。

Tsuribashi4 Tsuribashi5

 右の写真だったら分かると思いますが…。どうですか?見えて来ましたか? 「龍」が棲む滝に身を横たえる、かなり大きな北遠の「龍」です。

 北遠の「龍」の情報は、somabito@cy.tnc.ne.jpで、お待ちしています!

 >>>北遠の「龍」を探せ!―INDEX

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2012年2月23日 (木)

ホウジ峠から冠雪の南アルプスを望む

 春近しとは言え、北遠の峠にはまだ雪が残っています。

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 県道290号水窪羽ヶ庄佐久間線のホウジ峠にも、まだ薄っすらですが雪が残っています。そして、ホウジ峠と言えば「中央構造線」のケルンコル(断層谷)。北東に向けて伸びるV字の谷に見えるのは今田の集落で、その先に連なるのが雪の南アルプスです。

 「ホウジ峠の中央構造線」として「新・浜松の自然100選」にも選ばれている風景ですが、雪化粧は、また格別。手前の杉林は赤みを帯び、花粉の季節が近づいていることを感じさせます。

Houji7 Houji9

 「北条峠」の碑の横にある青い断層粘土を見ることができる場所には、太い氷柱が下がっています。

 冬と春とが渾然一体の季節。それでも、春は確実に近づいています。

 ●佐久間周辺には、中央構造線による断層によって作られた…
 ●中央構造線を境に東側には三波川帯の…
 ●この「佐久間耳寄りブログ」で私が「火山」と書くと…
 ●「中央構造線」とは日本最大の逆断層…
 ●緑色の岩石が薄くペラペラ剥がれて崩れ…
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2012年2月22日 (水)

2012年開花情報第1号―船明ダム湖畔の河津桜

Funagira3  「新・浜松の自然100選」に指定されている「船明ダム湖と周辺の桜」から、2012年開花情報第1号です。

Funagira5  2月22日現在数輪咲いているのは、河津桜。他の蕾もかなり大きく膨らんで来ていましたので、3月上旬にはもう少し開花すると思います。

 今年の桜の開花は遅れそうとの予報ですが、河津桜は早く咲いて花の時期が長いので、慌てずに待ちましょう!

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2012年2月 4日 (土)

雪道を歩いて⑥―「青崩峠」の雪景色

 小冊子「新・浜松の自然100選」に、雪の「青崩峠」の写真を採用して以来、1度は必ず来てみたいと思っていた冬の峠に、今、こうして自分の足で立っています。

 到着は、午前10時39分。木製デッキの1番端に立ち、峠の鞍部と標識看板を写し、峠を越えて長野県側からもカシャ♪。

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 名前は「青崩」ですが、この日の峠は「白崩」です。

 その昔、遠江国と信濃国とを繋ぐ兵越峠の間道として人々が往来した交易の道。雪に埋もれた馬頭観音の向うに、馬の轡を取る旅人の姿が見えたような気がしました。冬になれば、こんな雪を踏んで峠を越したのでしょうか?

 昔の人も見ただろう「青崩峠」の雪景色を、私も眺めることができました。

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2012年2月 3日 (金)

雪道を歩いて⑤―峠に向かう「塩の道」

 2012年1月30日、辰之戸辺りの積雪snowは、くるぶしまで達していましたので約20センチ。湿った雪を踏み締めるサクサク♪の音が響き、足裏に伝わる感触も悪くはありません。

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 青崩峠に向かう最後の上り坂は、「塩の道」の標石の向うから始まります。ここからは昔の人たちも歩いた石畳が残る山道ですが、「青崩峠」の標木を過ぎると、すぐに小さな崩落がありました。

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 ヒノキ林の下に伸びる秋葉街道、塩の道の古道は、白く厚い雪に埋もれています。橋を渡り、「武田信玄公腰掛岩」を横目に眺めながら約20分。ところどころで木漏れ日が射し込んではいるのですが、雪に埋もれた古道を見失い脇道にそれることもしばしば。

 靴はますます深く潜り、1歩1歩に時間がかかります。「↑青崩峠 徒歩5分」の看板が見えれば、あとは橋を2つ渡るだけ。さあ、この坂を登り切れば、峠の標木が見えてくるはず。

 見えた!私が建てた「新・浜松の自然100選」の標木もある!

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 峠の向うが信州・長野県です。

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2012年1月30日 (月)

雪道を歩いて①―足神様の氷壁と雪の青崩峠

 行ってみたくて、見てみたくて…。今朝の北遠の気温を確認し、思い切って水窪に向かいました。

 前回、国道152号線から青崩峠に向かう脇道に入った後、道路を覆う雪に行く手を阻まれて断念した経験がありましたので、今回は、下から歩くことにしました。

 足神様の氷壁までは、徒歩で約20分。白く輝く氷の壁が見えて来ました。

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 氷壁は、「さば地蔵」の少し下。木々の間から太陽の光が射し込めば、氷柱から落ちる水がキラリと煌きます。

 ウォーキング・レポートは後日に回し、先ずは雪に埋もれた青崩峠も見てください。

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 雪の青崩峠の写真が撮りたくて、足首まで雪に埋もれながら、ただひたすらに歩きました。

 積雪の深さは20~25センチほど。飲まず食わずで歩き続けた疲れは、足神様の水がすっかり癒してくれました。

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2012年1月 5日 (木)

「広報はままつ」全市版『浜松百彩』青崩峠

Aokuzure  ◆塩の道の難所・・・青崩峠

 古来から、海岸から山間部へと暮らしに欠かせない塩が運ばれた道を「塩の道」と呼びます。遠州と信州の国境に位置する青崩峠は、標高1,082mに位置する「塩の道」の難所。青くむき出しになった岩盤がその険しさを物語ります。

 戦国時代には、武田信玄の軍勢が浜松城を目指し駆け上り、近世には、秋葉詣での往来でにぎわった青崩峠ですが、現在では交通の要衝としての役目を終え、静かな林道として訪れる人々を迎えています。

 *台風の被害により、現在、青崩峠への道路は通行止めとなっています。

 青崩峠の雪景色を見ようと思って出かけたのですが、路面凍結で断念。そうでなくても、台風による崩落があったんですね?気がつきませんでした。春になって雪が融けてから、出直すことにしましょう!

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2011年11月22日 (火)

紅葉を求めて北遠へ③―佐久間ダム

Haradabashi1  「佐久間ダム湖と周辺の緑」は、「新・浜松の自然100選」の登録名。新緑がきれいなところは、紅葉もきれいです。佐久間ダムに向かう前に、原田久吉翁ゆかりの原田橋上から天竜川の上流方向を眺めました。

 さて、佐久間ダムの周辺の紅葉は、こんな感じです。

Sakumadam2 Sakumadam4
Sakumadam9 Sakumadam0

 北遠から眺める紅葉には違いないのですが、色づいて見えているのは対岸の愛知県。浜松市の紅葉を探し、道路から無理やり見上げました。これなら、正真正銘の北遠です。

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2011年11月17日 (木)

北遠の紅葉ドライブ⑤―山住峠と「布滝」

 「山住神社」を下りながら振り返ると、山住峠の紅葉が鮮やかに見えます。

 「新・浜松の自然100選」にも指定されている名勝「布滝」は、今までの見たことがないほどか細い流れ。期待して出かけると、ちょっとがっかりするかも知れません。

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 いかがですか?北遠の紅葉ドライブ―「出かけよう!北遠へ」記者・斉藤がお届けしました。

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北遠の紅葉ドライブ③―「明神峡」と門桁

 紅葉ドライブには「明神峡」は欠かせません。今回も水のカーテン越しの紅葉も撮ってみました。

 前回の色づきと比べてみてください!

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 そのまま、気田川を遡れば、水窪町の門桁に出ます。

Kadoketa0 Kadoketa5

 門桁の紅葉は、まさに見頃。気田川の水の濁りが気になりますが、川と紅葉の風景を愛でるならこのコースがベストです。そのまま一気に、山住神社まで登りましょう!

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北遠の紅葉ドライブ②―「新宮池」

 高塚山の山頂付近に湧き、長野県の諏訪湖とつながっているという伝説が残る池「新宮池」の紅葉です。

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Shinguike3 Shinguike7

 何度も言いますが、「新宮池」を撮るなら午前中。今日の撮影は9時半です。頭上の空よりも、水鏡に映る空の方が青く写ります。紅葉も入れて撮れば、2倍キレイ。

 ぜひ、お立ち寄りください!

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2011年11月 7日 (月)

「広報はままつ」全市版『浜松百彩』明神峡

Myojinkyo1  ◆彩りも鮮やかに・・・明神峡の紅葉

 水窪町門桁から春野町勝坂まで、およそ5kmの渓谷を明神峡と呼びます。切り立った山すその間には、気田川の清流が流れ、その川沿いには古くから激しい流れに洗われ、険しさを増した巨岩が荒々しい姿を見せます。

Myojinkyo2 明神峡は、四季折々の美しさで訪れる人々を楽しませます。特に秋には、カエデやケヤキ、ブナなどが、辺り一面を燃えるように鮮やかに染めあげます。(平成22年11月末ごろ撮影)

 今年(2011年)の紅葉は、昨年ほどには期待できないかも知れません。11月7日(月)現在の色づきを参考にしてみてください。

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2011年11月 3日 (木)

2011年「布滝」の紅葉はそろそろです。

Nunotaki  水窪森林組合の売店「みさくぼ路の里」では、布滝の紅葉を聞かれることが多いそうです。

Yamazumi6  11月3日(木)の色づきは写真の通りです。あと1週間ほど、もう少し色づきを増すとは思いますが、台風の影響で葉を痛めた木々も目立ちます。

 昨年(2010年)の紅葉は11月20日頃でしたので、今年は少し早まっているようです。

 山住峠の紅葉も進んでいますので、見頃と言えばそろそろ。少なくとも、この写真よりはきれいに色づいていますよ。

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スーパー林道の紅葉も見頃です。

 「スーパー林道の紅葉はどうですか?」と聞かれます。そんな質問には、「まだ少し先でしょうね」と答えてきました。

 前回のレポートは10月29日(土)。そして、まだ5日しかたっていないというのに、11月3日(木)には、もうすっかり見頃を迎えていました。

 天気さえ良ければ、青空を背景にした、もっともっと美しい写真をお目にかけられたのですが…。

 台風により葉を落とされた木々もありますが、それでもがっかりすることはありません。ぜひ、お出かけください!

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2011年10月30日 (日)

「天竜の森」中央駐車場―2011年の紅葉情報

Super0  北遠の紅葉もまだ山裾までは下りて来てはいませんが、標高1280メートルの「天竜の森」中央駐車場辺りでは、まもなく見頃。全山紅葉までには、あと1週間っていうところでしょうか?

 スーパー林道を北に向かうと、「天竜の森」には3ヵ所の駐車場があります。車で走り抜けるだけの「紅葉狩り」ではなく、車を停めてちょっと歩けば、色づいた木々にすっぽりと包まれることができます。

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2011年10月17日 (月)

スーパー林道の秋空と今年最初の紅葉情報

 2011年10月17日、「新・浜松の自然100選」スーパー林道の秋景色です。

Aozora9 Aozora5

 青い空と白い雲を背景に、銀色に光るススキ。遠くの山も青く見えます。東を望めば、久しぶりに富士山も見えていました。

Shirakaba4 Shirakaba5

 白樺はすでに葉を落とし、白い幹が青空にスッキリと伸びています。この景色が浜松だなんて信じられますか?

Koyo0 Koyo7

 紅葉は…?部分的には早くも色を変えた木もありますが、全体的にはまだですね。台風15号によって葉を落とされた木々も多く見られます。

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青紫色の「イワシャジン」と布滝

Iwasyajin4  山住神社から水窪市街地(?)に向かう県道389号―ふと見上げると、ツリガネニンジンに似た花が目に留まりました。ツリガネニンジンにしては、季節が遅過ぎます。花の色も濃く、もしかしたら「イワシャジン」?

Nunotaki7  水窪に「イワシャジン」が生育しているのは聞いていました。岩の上から垂れるように咲く青紫色に花。とても、背が届くところではありませんでしたので、望遠で撮影。間違いなく「イワシャジン」であることが判りました。

 岩場に咲くツリガネニンジン(沙参)に似た花「岩沙参(イワシャジン)」。キキョウ科ツリガネニンジン属。地域によっては絶滅危惧種に指定されています。

 先日の雨で自然100選「布滝」の水量が増え、いつもの「糸滝」から久しぶりに本来の「布滝」らしくなっていました。紅葉には、まだ少し早いようです。

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2011年9月23日 (金)

眺望を楽しむなら「竜頭山」の展望台

Keshiki8  ここが、竜頭山の展望台です。

 景色 ここに立つと空気が澄んだ日には、近くにに京丸山、岩岳山、遠くに南アルプスや富士山までみられます。

Chobo0  残念ながら、この日(9月19日)には、標高1621mの高塚山と同1469mの京丸山の間に雲がかかり、真ん中に見えるはずの富士山は見えず。でも、竜馬ヶ岳(1600m)、黒法師岳(2067m)、浜松市の最高峰、中ノ尾根山(2296m)は見ることができました。

Tenryugawa8 西側を振り返れば、山頂占有行動を取るキアゲハの向こうに佐久間の山々が間近に見えます。見下ろせば、北も南も天竜川。

 スーパー林道を使えば、この眺望を手軽に楽しむことができます。「天竜の森」南駐車場から歩けば、ハイキング程度でここまでやって来れます。

 やがて、日一日と木々の色付きが増し、北遠の秋が深まって行きます。

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「NEWing」(9月11日号)の表紙は「白倉峡」

Newing1  龍山の「白倉峡」が、浜松商工会議所発行の「NEWing」(9月11日号)の表紙で紹介さました。

 「新・浜松の自然100選」を紹介するシリーズですが、紅葉の名所「白倉峡」とは言え、紅葉の季節にはまだ少し早いため、緑の中を流れる白倉川の風景にしました。それが良かったのか、「いい写真なので、家に飾りたいのだが…」との高評価を得ました。

 もちろん、私が撮影した写真でしたので、すぐに喜んで送信させていただきました。

 今日は「秋分の日」―今年の北遠の紅葉はどうかな?

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2011年9月22日 (木)

木漏れ日が美しい「天竜の森」

Komorebi8  ここが、竜頭山(りゅうとうざん)の山頂です。山頂には、こんな看板が立てられています。

 竜頭山 竜頭山は遠州地方の登山(冬山登山)の練習地として親しまれてきた。一方、山腹にある竜頭山戎光院は古くは山伏の修行場として全戸に知られていた。山頂には三角点があり標高135.1mである。

Tenryunomori8  お見せしたいのは、その内容ではなく、看板に映る木漏れ日の美しさ。国際森林記念林「天竜の森」は、スーパー林道沿いの春野町と佐久間町にまたがる広大な県有林です。

 スーパー林道を使えば、誰でも手軽に竜頭山の山頂に立てます。秋風の涼しさと木漏れ日の美しさを感じてみたければ、日々景色を変えるスーパー林道をお勧めします。

 *ただし、台風15号による崩落などが発生していることが考えられます。お出かけは、災害情報を収集してからにしていただきたいと思います。

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2011年9月 1日 (木)

そまびとキッズとの北遠行⑦―阿多古川の清流

Atagogawa11  きれいな清流の写真を撮りたいのなら、阿多古川にも寄りたいところです。県道9号を通り、吉沢の田高杉を見上げ、大地野隧道を抜けて、阿多古川が間近に見える場所に車を停めました。

 「さあ、きれいな川が見えるかな?」。夕立は上がりましたが、水には濁りが出始めています。

 「この阿多古川はね…」。

Atagogawa  浜松商工会議所発行の「NEWing」(8月11・21日号)の表紙で紹介されたのが、「新・浜松の自然100選」に選ばれた「阿多古川の清流」です。この写真を提供しているのは、実は私。

 話は脱線してしまいましたが、平成20年(2008)6月に環境省により選定された全国100ヵ所の「名水」に選ばれた清流。天竜川の支流の1つである阿多古川のきれいな流れを、「そまびとキッズ」たちにも見てほしかったのですが…。

 「きれいな川を汚すのも人間、美しい自然を守るのも人間」―「川の写真を撮りたい」と出かけたキッズたちとの北遠行で、私が知ってほしかったのは、そのことです。今は忘れちゃってもいいけど、いつか思い出してね。大切なのは、その気持ちを持ち続けることですよ。

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2011年8月25日 (木)

「新宮池」をキレイに撮るテクニック

Shinguike4  以前にも書いたかも知れませんが、春野町にある「新・浜松の自然100選」指定地「新宮池」は水が濁っていることが多く、なかなかキレイに撮れません。

 そんな「新宮池」をキレイに撮るテクニックは、水面への映り込み。風が穏やかな午前中の早い時間を狙い、水面に青い空を映して撮影。実際の水面は暗い方が、明るい空が美しく映ります。

 水面がそよげば、それもなかなかいい感じ。画面全体のバランスに気をつけて、はい、シャッター!池の畔の木々の緑も、季節感を出すにはよい被写体。

 これさえマスターすれば、あなたは「新宮池」カメラマンとして合格です。

 ●「新宮池」は春野町和泉平(いずみだいら)の山頂668㍍にあり…
 ●「新宮池」を過ぎ、「春埜山」に向う途中…
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2011年8月23日 (火)

神が宿る神々しさ「春埜杉」

Harunosugi0  今までに何度ここに立ったことでしょう。今までに何度ここにこうして立ち、目の下から聳える杉の巨木を見上げて身震いのするような思いに駆られたことでしょう。

 木の高さでしょうか?幹の太さでしょうか?1300年と推定される樹齢でしょうか?それとも、四方に伸びる逞しい枝の張り具合でしょうか?

 いやいや、それらのすべてに加え、この春埜杉から「神が宿る神々しさ」を感じ取るのは、私一人ではないはずです。

 樹高43メートル、 目通り14メートル、枝張り31メートル。その姿には自然への畏敬の念を感じ ます。

 今回、初めて実兄を案内しました。木や花を育てるのが好きな兄に先ず見せたかったのが、この「春埜杉」。感想は?

 「お~、これはスゴイな~」。歌を詠む趣味を持つ兄でも、なかなか、言葉で表すことができなかったようです。息を呑むとは、こんな感じでしょうか?

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 ● 「春野町」は「野」と書き、「春埜山」は「埜」と書きます…
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 ●すでに何度も訪れている「春埜杉」―今回は、仲の良い小学生たちと一緒に…
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2011年8月18日 (木)

私流、正しい「不動の滝」の楽しみ方①→②→③

Fudonotaki7  暑い暑い2011年8月16日、龍山の「不動の滝」を訪ねました。

 私は大庭(おおにわ)集落側からアクセスしましたが、国道152号を北上し、瀬尻橋を右手に見て、「不動の滝」の看板が見えたらUターンするように左折し坂を登ります。ここからは、約5キロの山道。対向車に注意をしながら走ってください。

 さあ、「不動の滝」に到着しました。案内看板も数台分の駐車場も整備。昨年の同時期と比べると水量は少ないようでしたが、北遠一の大滝の迫力は図抜けています。

Fudo0 それでは、マニュアルに従って、「不動の滝」を鑑賞してみましょう。

 ①…観瀑の橋の上に立ち、上段の滝を見上げます。不動沢の流れは、巨岩を縫うように幾段にもなって流れ落ちています。滝の正面に立てるのが観瀑の橋の魅力。滝は私たちに向かって流れ、橋の下を潜って下段へと落ちて行きます。

Fudo1  ②…橋から下を眺めます。身を乗り出せば、豪快な水音に、思わず吸い込まれてしまいそう。遥かかなたに、赤い瀬尻橋が架かる天竜川、対岸の下平山には日入沢(ひるざわ)の集落と茶園が見えます。

Fudonotaki2  ③…冷気を感じながら青谷石の遊歩道を降りてみましょう。四阿(あずまや)の端に立ち、落差32メートルの水煙を上げる主瀑部を眺めます。太陽の角度によっては、七色の虹を見ることもできます。

 ①→②→③。これが、私流の正しい「不動の滝」の楽しみ方です。暑い日でも、予想以上に涼しいのが滝巡り。このマニュアルに従い、今週末は龍山の「不動の滝」へお出かけください!

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2011年8月11日 (木)

夏休み民話の滝巡り②―龍王権現の滝

Ryuougongen8  「龍王権現の滝」には何度も訪れています。季節の移り変わりにつれて表情を変える滝へと続く遊歩道。ゴオゴオ♪と轟く水音が次第にその大きさを増し、私の好きなイワタバコの薄紫色の花が出迎えてくれます。

 最後のカーブを過ぎると、岩の間に広がる水煙が見えて来ます。滝となって流れ落ちる河内川は、滝壺からほぼ直角に流れを変えているため、滝の正面に立って見ることができます。

Ryuou1 落差は小さいのですが、「龍王権現の滝」の魅力は何と言ってもこの迫力。張られていたはずの注連縄は見られませんでしたが、波立つ滝壺はいかにも龍神が住んでいるように感じられます。

 むかし、日照り続きで作物が全滅寸前という時、村人みんなで龍王淵にお祈りしておった。お祈り最後の日に、おまつりするごちそうの膳椀もと頼むと見事に両方をかなえてくれたそうな。それからは日照りが続いたときに龍王ごんげん様に雨乞いをすると必ず雨の恵みがあったんだと。けどなぁ、椀はもう貸してくれんくなった。誰か借りたものをこわしたからじゃ。

 私が訪れた2011年8月9日の佐久間の最高気温は「34.4度」。でも、滝の前に立てば…。そんな猛暑も忘れてしまいます。

 駐車場のスペースは3台分。歩く距離はそんに長くはありませんから、足を滑らせないように注意をしながら進んでください。行きは下りですが、帰りはもちろん上り坂。息を整えながら、ゆっくりと上りましょう!

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 ●むかし、むかし、ある年、下平に何年来という日照りが続き…
 ●「龍王淵」を優雅に舞うトンボを見つけました。青っぽく光る細い体に…
 ●環境教室「民話とホウジ峠で結ぶ北遠の森林(もり)」のステージ2で…
 ●NPO法人天竜川・杣人(そまびと)の会などが主催する環境教室…
 ●8月9日、「浜松市緑化推進本部」とNPO法人「天竜川・杣人(そまびと)の会」の協働事業で…
 ●ご存知のように、両岸に塔を建てて張ったワイヤーから何本かの…
 ●「龍王淵」を訪れた時のことです。最初に見つけたのは誰だったの…
 ●佐久間の山には、大きな滝がいくつもあります…
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2011年8月10日 (水)

夏休み民話の滝巡り①―厚血川

Kouchigawa4  佐久間の河内川は、「新・浜松の自然100選」にも選ばれている清流。決して大きな川ではありませんが、夏休みには「第二原田橋」の上流で水遊びをする子どもたちの姿も見られます。

 河内川沿いには、「100選」の指定地が連なっています。水に関わる自然として「佐久間の河内川」と「龍王権現の滝」、地形に関わる自然として「二本杉峠から望む中央構造線」「ホウジ峠の中央構造線」。

Tsuribashi1 県道290号水窪羽ヶ庄佐久間線を上り、下平(しもったいら)の「龍王権現の滝(=龍王淵、龍王ごんげん様)」の駐車場に車を停めて、遊歩道を下ります。滝の手前、河内川に架かる吊り橋「龍王ごんげん橋」の看板には、河内川についての解説が記されていました。

―歴史と民話の郷さくま―

Iwatabako4 龍王(りゅうおう)ごんげん橋の下を流れる河内川(こうちがわ)は、北条峠(ほうじとうげ)をその源として、いくつもの沢を集め、谷を縫い、天竜川に注いでいます。この河内川沿いには、「龍王ごんげん様」をはじめ多くの民話が残されており、厳しい山村に暮らす村人の願いをかなえてくれた話やいましめをこめた恐ろしい話、戦国時代の悲恋などが語り継がれてきました。またこの河内川は、むかし矢嶽山(やたけさん)の戦いで亡くなった七十五人の武士の血で、七日七夜紅(あか)に染まったことから「厚血川(こうちがわ)」とも呼ばれており、こうした民話にゆかりの地がいまもひっそりとそのたたずまいを見せています。佐久間町

 紅い血は流れてはいませんが、水の浸み出している山肌にはイワタバコが薄紫色の花を咲かせ木漏れ日を浴びていました。キレイに撮れたでしょう?

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2011年8月 9日 (火)

「広報はままつ」全市版『浜松百彩』気田川

Ketagawa1_2 ◆春野町を流れる清流気田川

 天竜区水窪町を源にして、天竜区春野町内を蛇行しながら南北に流れる1級河川。清らかな流れにはアユ、イワナ、アマゴなどが生息しており、釣りのメッカとして知られています。天竜の豊かな自然に囲まれた気田川沿いには、年間を通してカヌー、キャンプなどを楽しむ人が訪れ、アウトドア活動の場として親しまれています。

Ketagawa2  また、日本一きれいな川を目指して、地域の人たちと協力してアマゴの稚魚の放流や清掃活動を行い、水質浄化と環境保全に努めています。

 「広報はままつ」全市版8月5日号の『浜松百彩』は、気田川の清流が選ばれていました。釣りやアウトドアスポーツのステージとして、若者やファミリーから年配者まで、それぞれがそれぞれの楽しみ方で清流の恵みを感じ、楽しんでいます。

 あなたにとって、気田川はどんな川ですか?

 ●清流として知られる気田川では、カヌー遊びも大人気…
 ●「春野町」は清流の町。「気田川」を中心に大小合わせれば、何と182本もの川が…
 【関連記事】カヌーで行くごみ拾いの旅 天竜区・気田川で親子ら美化活動
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2011年8月 8日 (月)

自然が作り出した大迫力のアトラクション「阿多古川」/「広報はままつ」の表紙より

Kouhou  『広報はままつ』(8月5日号全市版)の表紙写真は、「新・浜松の自然100選」にも選ばれている清流「阿多古川」です。

 天竜区を流れる清流、阿多古川。「平成の名水百選(環境省)」にも選ばれている美しい水の流れは、強い日差しを受けてキラキラと光り、訪れる人たちに涼しさを与えてくれます。

 この阿多古川で夏になるとにぎわうのが、高さおよそ5mの飛び込み岩。川底が見えるほど透き通った水の中へ、思い切って飛び込む自然のアトラクションに、子どもから大人まで多くの人が声を上げて楽しんでいます。その声と飛び込んだ時の大きなしぶきは、厳しい暑さを和らげてくれる浜松の夏の風物詩のひとつです。

 いかがですか?飛び込んでみますか?阿多古川は、確かに飛び込みたくなるような川。あと50歳若ければね…。

 【関連記事】清流・阿多古川岸に立つ「浜松市川や湖を守る条例」の看板
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2011年7月19日 (火)

水の涸れた布滝と自然100選の標柱

Nunotaki5  水窪の名所「布滝」の水が涸れています。原因は、もちろん雨不足、水不足。6月12日の撮影時には、見事な白い布となっていたのですが、7月16日には切れ切れの糸くずのようになっていました。

 せっかく車を停めた他県ナンバーさんも、がっかりした様子。1度は取り出したデジカメを、シャッターを切ることなくバッグにしまっていました。

Nunotaki3  でも、私にはもう1つ挨拶をしなければいけないものがあります。それは、「新・浜松の自然100選」の標柱。山側の余地に建てましたので、気付かずに通り過ぎる人が多いかも知れません。

 「みんなに自然の大切さを伝えるんだよ!がんばって!」と、頭をなぜてあげました。

 「布滝」に水は欲しいのですが、台風の雨はごめんです。今後の進路に注意しましょう!

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2011年7月14日 (木)

秋葉山、秋葉ダムに立つ「100選」の標柱と再会

 「新・浜松の自然100選」の標柱を「私が建てた」と書いたところ、「それはどういう意味?」と聞かれました。

 それは、「100選」の標柱を建てる交渉をし、承諾書を受け取り、FOREST工房へ製作を依頼、車に載せて現地に運び、スコップで穴を掘り、垂直を見ながら標柱を立て、周りを搗き固め…。

 自然豊かな北遠には、「100選」の指定地がたくさんあります。自分が建てた標柱に出会うのは、何とも言えないほどに嬉しい気持ちです。環境にインパクトを与えないよう、景観を損ねないように考えて、ヒノキ間伐材の柱を使いました。

 透明の防腐剤は注入してありますが、10年経って朽ちても良いのです。看板ばかりが目立つのは「不自然」です。「自然100選」は、あくまでも「自然」ではいけないと思っています。

 …というわけで、今回は、「秋葉山・秋葉神社の社叢」と「秋葉ダム湖の千本桜」の標柱と再会。私に代わって、佐久間出身で千葉県に住む夏目さんが、柱の頭をなぜてくれました。みなさんも、頭をなぜてくださいね。私たち自慢の「自然」を眺めながら…。

100sen3  100sen0
秋葉山・秋葉神社の社叢 秋葉ダム湖の千本桜

2011年7月11日 (月)

「みんなで守ろう!清流 阿多古川」―水の郷百選

Kanban6  きれいな川が、この地球上から年々姿を消しています。このままでは、日本の川すべてがドブ川になってしまいます。私達のまちは、国土庁の「水の郷百選」に指定されています。阿多古川の清流は、私達の誇りです。みんなのかけがえのない財産です。

 この阿多古川の清流を守り、後世に引き継いでいこうと、私達流域の住民がいっしょになって日本一の水辺の郷づくり運動に取り組んでいます。

 ご協力をお願いします。

 阿多古川水辺の郷づくり連絡会・天竜市・静岡県

Atagogawa11  この看板と出会ったのは、東西の阿多古川が出合う落合集落を右折し、500メートルほど進んだ辺り。国土地理院の地図でもYahoo!マップでも、こちらが「阿多古川」と表示されています。

 みなさんも地図を確認してください。国土地理院の地図によれば、天竜川水系の1級河川「阿多古川」は、落合から先の川は、神沢付近を源流とする「西阿多古川」とされ、地図上の「阿多古川」の文字は、東阿多古川の川筋に表示されています。

 …と言うことは、こちらが本流!

 「水の郷百選」とは平成8年(1996)に国土庁(現在の国交省)が、水環境保全の重要性を広報するため、地域固有の水をめぐる歴史文化や優れた水環境の保全に努め、水を活かした町づくりや村づくりに優れた成果を挙げている地域を認定したもので、旧天竜市が「森と川と人が織りなすあったかタウン天竜」として指定されています。

 「阿多古川の清流」は、もちろん「新・浜松の自然100選」に選ばれています。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』でも、「水温や水質が西よりも良く釣りの名所として知られている」と紹介されている東阿多古川。たまには県道9号から逸れて、県道296号を走ってみましょう!少し進むだけでも、木漏れ日に輝く川の流れが見えて来ます。

 この看板の内容を、声に出して読んでみてください!絶対にゴミなど捨てられないはずです。

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2011年7月10日 (日)

夏草茂る光明山遺跡と自然100選の標柱

Koumyousan1  2011年の梅雨明け宣言が出された翌日(7月9日)、光明山遺跡を訪ねました。遺跡は右を見ても、左を見ても、クサ、くさ、草…。あの松尾芭蕉が世界文化遺産登録が決まった岩手県平泉町で詠んだ句、「夏草や 兵どもが 夢のあと」を思い出します。

Koumyousan9  昭和6年(1931)の火事で焼失するまでは、光明寺の大伽藍に多くの参詣客を集めていた光明山。長い間には、武田信玄による二俣城攻略の拠点の1つ、光明城であった歴史も伝えられています。

 …となれば、ますます「夏草や 兵どもが 夢のあと」。

 「光明山遺跡からの眺望」は、「新・浜松の自然100選」に指定されています。100選指定地であることを示す標柱を建てたのは、私。みなさんも、頭をなぜて可愛がってあげてくださいね。よろしく、お願いします。

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2011年7月 6日 (水)

クルマバソウと自然100選の標柱―青崩峠

Kurumabaso0  自転車のスポークのように数枚の葉が何段かに輪生する姿が車輪に似ているところから名前の付いたアカネ科の「クルマバソウ(車葉草)」。白い十文字の花はまだ咲いてはいませんでしたが、すぐにそれと分かります。「クルマバソウ」を見かけたのは、水窪の青崩峠。

Aokuzure7  青崩峠には、「新・浜松の自然100選」の指定地であることを示す標柱が建てられています。この標柱は、私自身が建てたもの。昨年12月に建て、雪の多かった冬、冷え込んだ春と初夏を過ぎて初めての梅雨を迎え、峠の浜松市側に控えめに立っていました。

 「また、来るからね」と標柱の頭をなぜてお別れ。みなさんも、末永く可愛がってあげてくださいね。よろしく、お願いします。

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2011年6月15日 (水)

水量が増えて白い布を広げた「布滝」

Nunotaki1 「新・浜松の自然100選」にも選ばれている水窪町の「布滝」ですが、その名の割には水量が少なく、普段は「布滝」と言うよりも「糸滝」のよう。

 でも、梅雨時6月12日の「布滝」は、まさに白い布を広げたような美しい姿を見せていました。

 新緑の向こうに一筋の流れ―これが正真正銘の「布滝」です。

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2011年5月29日 (日)

「大栗安の棚田」檜曾礼に「100選」の標柱を建てる

100sen1  5月21日、「大栗安の棚田」を訪れた「天竜川・杣人の会」の研修会に参加できませんでした。だからと言うわけでもありませんが、27日、たった1人で出かけました。

 目的は、檜曾礼(ひのきぞれ)の棚田を見下ろす場所に、「新・浜松の自然100選」の指定地であることを示す標柱を建てること。昨年、本村には建てましたので、2ヵ所の集落にまたがる大栗安には2本の標柱が建ったことになります。

 見下ろした範囲の田んぼは田植えも済み、今にも降り出しそうな空の下、カエルたちの雨を呼ぶ鳴き声が響いていました。

 懐かしい日本の原風景、棚田を見に出かけたら、私が建てた標柱の頭をなぜてあげてください!写真を撮る時には、標柱も入れてあげてくださいね。こんな感じで…。

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2011年5月13日 (金)

浜松市指定文化財「渡ヶ島諏訪神社の社叢」

Kusunoki4  昨日の記事で「ヤマアイ」を紹介した時、渡ヶ島諏訪神社にあるヤマアイの群落についても触れさせていただきました。ところが、諏訪神社の写真を紹介していませんでしたので、「ハハ~ン、さては、諏訪神社には行っていないな」と思った人もいらっしゃるはず。

 ところが、「出かけよう!北遠へ」と言っている以上、私が行かないわけがありません。しかも、昨日、あの記事を書く前に、仕事を休んで出かけていました。

Gattaiboku2  浜松市指定文化財

 一.種  別 天然記念物
 一.名  称 渡ヶ島諏訪神社の社叢
 一.説  明 約二十五アールのこの社叢(森)は、クスノキ十本、シイ一本、タブノキ二本、ムクノキ二本、スギ十三本、ヒノキ一本の大樹からなる。中でも目通り四.八mのクスノキと三.四mのムクノキの合抱樹が大変珍しい。また社叢内の地表を被うヤマアイ(山藍)の群落は、県西部で最大級である。
 一.指定年月 昭和六十二年九月二十一日
 一.所有者  諏訪神社

Yamaai6  昭和六十三年四月一日 浜松市教育委員会

 これが、神社境内に立つ看板です。そして、「新・浜松の自然100選」にも選ばれている「渡ヶ島諏訪神社のクスノキ」と看板に書かれた「目通り四.八mのクスノキと三.四mのムクノキの合抱樹」「社叢内の地表を被うヤマアイ(山藍)の群落」です。

 看板に書かれた「浜松市」の文字は、もちろん「天竜市」を2字訂正し書き換えたもの。

 昨日(5月12日)の天気は雨。傘を差して撮った写真です。ところで、何で仕事を休んだんでしょう?その理由すら忘れてしまいました。

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2011年5月11日 (水)

岩嶽山のヤシオツツジは国指定天然記念物

Akayasio59  岩嶽山のヤシオツツジは、国の天然記念物にも指定されています。県の指定が昭和50年2月20日でしたので、その3ヵ月前に…。

 文化財の種類 天然記念物
 名    称 京丸のアカヤシオ及びシロヤシオ群生地
 指定年月日  昭和49年11月26日
 指 定 理 由  アカヤシオは関東中部近畿九州の一部に分布するツツジの一種で淡桃色の大型の美しい花をつける。シロヤシオは本州、四国に分布する白色のツツジである。岩岳山周辺には、この両種が原生林の中に部分的に純林をなしており、その群生地として、学術的に貴重なものである。
 説 明 事 項  ここは高塚山、竜馬岳、岩岳山、入手山を結ぶ尾根筋の急峻な南北約6キロメートル、巾約350メートルの200ヘクタールの地域である。高塚山、竜馬岳附近にはシロヤシオが多く、樹高7~8メートルの大木が約3000株純林をなしており開花は5月中、下旬である。岩岳山以南にはアカヤシオ約2000株が純林をなしており開花は4月下旬から5月中旬である。

Siroyasio4  アカヤシオもシロヤシオも、ツツジ科としては樹高が高く小高木。皇太子殿下の長女の愛子様の御印(おしるし)に使われていることで知られています。葉が枝先に5枚、輪生状に付くことから「五葉躑躅(ゴヨウツツジ)」、老木の樹皮が松のように割れることから「松肌(マツハダ)」とも呼ばれることがあります。

 強い風にさらされ斜めに延びたシロヤシオの枝先には、新緑が芽吹いていましたが、花が咲くのは5月下旬になると思います。もう一度出かけましょう!岩嶽山へ。でも、無理はしないでください!

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2011年5月 8日 (日)

2011年5月8日 岩嶽山のアカヤシオ満開

 気温がグングンと上がった5月8日(日)、岩嶽山(標高1369メートル)のアカヤシオを見に行ってきました。

 4月29日、入手山(1212メートル)側からのアタックに失敗しましたので、今日は6時40分に駐車場を出て、岩嶽山コースを選択。標高1501メートルの竜馬ヶ岳にも行きましたでの、約9時間の長征。

 帰路は、前回のリベンジ。入手山、キマタ山を回り、登山口に戻りました。

 バテバテですが、アカヤシオの写真をUPすることにします。特にトリミングもしていませんし、選んでもいません。満開のアカヤシオは、誰が撮っても、こんなにキレイです。

 竜馬ヶ岳は、数輪咲いている程度でした。

Akayashio6 Akayashio8
Akayashio9 Akayashio16
Akayashio18 Akayashio30

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2011年5月 7日 (土)

お勧めは北遠の滝と茶園巡り―龍山・不動の滝

Fudotaki7  初夏です。涼を求めて龍山の「不動の滝」を訪ねてみませんか?

 国道152号を北上、「瀬尻橋」が右手に見えたらすぐに鋭角に左折。山道を10分ほど走れば、「不動の滝」の看板と駐車場が見えて来ます。

Fudotaki1  ちょうど、滝をまたぐ形で道路が続いていますので、橋の上に立てば幾段にもなって流れ落ちる上段の滝を真下から見上げることができます。下を覗き込めば、一気に落ちる下段の滝も見ることができますが、ここは石段を歩いてあずまやまで下りてみましょう。

 ここから見る滝の流れが、32メートルと言われる最大落差。とても、デジカメの画面には入りきりません。耳をつんざく轟音と水煙。時には七色の虹が架かることもあります。

 何度訪れても、その迫力には圧倒されます。「青谷不動の滝」「倉沢不動の滝」「白瀧不動の滝」―北遠にある数多くの「不動の滝」の総大将はここ。

 出かけましょう!週末は、北遠の滝と茶園巡りがお勧めです。

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2011年5月 4日 (水)

秋葉山の大杉を囲んで手をつなぐ子どもたち

Sugi3  5月3日の秋葉詣には、小学生ら8人が参加し、まるで遠足のような賑やかさ。ウワミズザクラが咲く駐車場を出発し、ダラダラと上社を目指しました。

 最初のうちはほぼ1列に並んでいたのですが、次第に列は乱れ、男子は先に、大人が真ん中、女子と最年少記録を持っている女の子が少し遅れ、所々で休憩を入れながら、黄砂で景色も霞む中を歩きました。

 「お~い、大きな木のところで、写真を撮るぞ~」。

Sugi6  今回やってみたかったのは、秋葉山の社叢に育つ大杉の前での写真撮影。「ここで撮る~?」「よ~し。ここで撮ろう」。

 「デカ!」「大杉だ!」「どれだけ、大きいんだ」。男の子3人は、手をつなぎ始めました。「もっと、そっちに行って」「だって、もう手が届かないじゃん」。女の子たちはそれを笑いながら眺めています。「3人じゃあムリ、ムリ」。

Uwamizu2  「ねえ。この木でもやってみようよ」「わ~、またが裂けちゃう」。

 私たち『極参会』の秋葉詣は、毎回こんな感じ。「秋葉山、楽しい~」「また、来たいね」「ねえ、また来るよね」。

 秋葉山の表参道には、先月には咲いていなかった白いシャガが咲き乱れ、白や薄紫のスミレもいっぱい。「よ~し。神社に着いたら、お弁当だ!」「シカセンベイも買ってね」。子どもたちにとっても、私たち大人にとっても、本当に楽しい秋葉の山歩きとなりました。

2011年4月30日 (土)

田植えを済ませた「大栗安の棚田」

Honmura3  みなさんは、北遠の山里で棚田を見たことがありますか?棚田と言えば「大栗安(おおぐりやす)」―「日本の棚田百選」「静岡県棚田等十選」に選ばれています。その「大栗安の棚田」があるのは本村地区と檜曾礼(ひのきぞれ)の2ヵ所。もしかしたら、そろそろ田植えを始めているかも知れないと思い、阿多古川を遡りました。

 本村には、昨年「新・浜松の自然100選」の標識を立てました。その時に、「棚田は上の田から順に植えていく」と言われたのを、よく覚えています。やっぱり!「100選」下の田植えは、もう終っています。じゃあ、檜曾礼は?

Hinokizore7  山道をゆっくりと進み、隣の集落まで。坂を下ったところで車を停めて…。ああ、もう終ってる!

 田には、ちょうど農家の人がいましたので聞いてみました。「田植え終ったんですね?昨日ですか?」「うん。昨日、植えた」「早いですねえ」「早いよ」「田植えを見たかったんですけどね」。

 まだ、4月です。茶の芽も伸びきっていないのに…。「でも、この田んぼはこのところ毎年、4月中には田植えを済ませてるよ」。農家の老夫婦は、稲の補植をしているようでした。残念!

 みなさん、北遠の棚田を見たことがありますか?ぜひ、お出かけください!

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2011年4月28日 (木)

楽しい瀬尻の山歩き④―スギ展示林とミツマタ

Sejiri0  この展示林は、天竜林業の父といわれる 金原明善翁が明治21年に植栽したもので、瀬尻国有林の中で最良の成長を示す林分…。

 「瀬尻スギ展示林」には、こんな看板があります。

 「天竜美林」の名は、どこへやら。間伐が施されず、林床に陽が射し込まない暗い杉林が北遠の森林と思っている人も多いはず。ところが、この展示林を見れば誰もが「美林」の意味を再認識できると思います。確かに、美しい杉林なのです。

Mitsumata2  スギの樹高は30~40メートル。樹齢は125年。下枝を落とされ、真っ直ぐに天を目指して伸びています。中でも最も生長が良く、成長・ 形質に優れ、優良なスギとされるのが「精英樹水窪1号」。

 林道には、たくさんのミツマタが花を咲かせていました。これも、林内に陽の光が届いている証拠。「天竜美林」の証(あかし)。「瀬尻スギ展示林」は、「新・浜松の自然100選」にも選ばれています。

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2011年4月19日 (火)

「将軍杉」周辺 歩け歩こう会 天竜区

Sugari2  浜松市天竜区の第29回天竜歩け歩こう会が17日、同区横川地区で開かれた。穏やかな天候に恵まれ、年配者のグループや親子連れなど約80人が参加して心地よい汗を流した。

 コースは鏡山小学校グラウンドを発着点に山間を歩く約10キロ。下百古里集落の武速神社境内にある「将軍杉」は、その昔征夷大将軍坂上田村麻呂が戦勝祈願で武速神社の立ち寄り、食事をして使ったはしをさしておいたところ根付いて現在の巨木になったと伝えられる。

 樹齢千年以上で高さ39メートル、幹回りは10メートル。県天然記念物に指定され、「新・浜松の自然100選」にも選ばれている。 (「中日新聞」より)

 4月17日(日)に「歩け歩こう会」の発着点になった鏡山小学校横を通りました。写真は、最寄のバス停「遠鉄 下すがり入口」の停留所の壁に取り付けられた看板です。「百古里 入口→ ここは只来(ただらい)です 天竜市商工会光明支部」の文字と、将軍杉にイラストが描かれていました。

2011年4月 5日 (火)

「広報はままつ」全市版『浜松百彩』春埜杉

Harunosugi1  ◆時を越え、今も私たちを優しく見守る春埜杉

 樹高43m、目通り14m、枝張り31mにも及ぶ巨木「春埜杉」。およそ1300年前、行基菩薩が大光寺を開山した記念に植えられたと言い伝えられています。ここは春埜山の山頂近く、海抜800mの高所にも関わらず、訪れる人が後を絶ちません。この神秘的で力強く、そして荒々しく堂々とした風格が、人々を魅了するのです。どっしりと根を張り、動かなくとも私たちに何か語りかけてくれる、そんな春埜杉。千年の時を越え、今もなお私たちを見守っています。

 私も、4月11日に春埜杉に出かけようと思っています。何度も訪れた春埜杉ですが、何度訪れても新たな感動を与えてくれます。市制100周年記念の企画『浜松百彩』の第1回に、春埜杉が選ばれました。

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 ● 「春野町」は「野」と書き、「春埜山」は「埜」と書きます…
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2011年3月19日 (土)

2011年第1号のギフチョウ!

Gifucho2  暖かい日となりました。そろそろ、あの蝶が飛ぶ季節です。

 そう考えたのは、私一人ではなく、数人のギフチョウ・ウォッチャーが渋川の枯山に集まっていました。

 「今年の冬は、寒かったからね」。たまたま、お目にかかった地元の人と、下の遊歩道からまわってみることにしました。遊歩道脇で、ようやく蕾がついたばかりのカタクリを確認し、足元ではスミレも咲き始めてはいましたが、「去年は、3月13日だったんだけど…」。

Gifucho0  そんな話をしていたら、前方から黄色い羽ばたきが近づいて来ました。「何?」「ギフチョウ!」「ヤッター!」「バンザイ!」「今年の第1号かな?」「3月19日午前9時30分!」。

 ギフチョウは、私たちの前で大きく遊歩道を逸れ、山を下って行きましたので、写真は撮れず。でも、気温が上がるにつれて、目にする個体も増え、写真に撮ることができましたので、お目にかけます。

 絶滅危惧Ⅱ類VU―これが、2011年のギフチョウ第1号!

 …と思ったのですが、3月14日に目撃した人がいました。

 蝶の図鑑―INDEX…検索はこちらからお願いします。

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2011年3月 2日 (水)

船明ダム運動公園の河津桜が満開!

Funagira9  先日、開花をお伝えした、船明ダム運動公園の河津桜が、ほぼ満開。濃いピンク色の花の向こうに見えるのが、船明ダムです。

 木はさほど大きくはありませんが、数本が並べて植えられていますので、並木になっています。

Funagira1 昨年、ソメイヨシノの開花が遅れていた船明ダムですが、河津桜の開花は早いみたい。お花見だ~!

 あと1ヵ月もしないうちに、ソメイヨシノの開花情報もお伝えできると思いますよ。待ち遠しいですね~。

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2011年1月25日 (火)

中央構造線が見てみたい!②―二本杉峠

Nihonsugi1 「中央構造線を見てみたい!」―「龍王権現の滝」の次には、二本杉峠の手前から中部(なかべ)方向を眺める場所にまで行ってみました。

 「はい。これが中央構造線の断層によってできた谷」「どこが中央構造線なの?」「いや、今見ているV字の谷が、中央構造線そのものなんだけど」「だから、断層は?」。

Ishigaki2 「中央構造線は大きな断層だから、その破砕によってできた脆い地形が水の浸食を受けて…。ちょっと、この石垣を見て!」。それは、道路下の茶園の縁に積まれた丸い川石です。「ほらね。この黒っぽい石が中央構造線の外帯、領家変成帯の緑色片岩で、こっちの花崗岩みたいな白っぽい石が、内帯の三波川変成帯の石。低温変成と高温変成とによって、2種類の変成岩が偏在しているのが、この地区の特徴で…」。

 でも、どうしても、理科の教科書で見たような、地層の断面図のような露頭が見てみたいようです。「分かった。この先に今田のケルンコルが見られるホウジ峠があるから、そこまで行ってみよう!」。

 納得がいなかい顔の妻を無理やり車に乗せて、さあ、次へ行ってみよう!

 【関連記事】中央構造線が見てみたい!①―厚血川と龍王権現の滝
 【関連記事】中央構造線が見てみたい!③―ホウジ峠の断層露頭

 ●佐久間周辺には、中央構造線による断層によって作られた…
 ●中央構造線を境に東側には三波川帯の…
 ●この「佐久間耳寄りブログ」で私が「火山」と書くと…
 ●「中央構造線」とは日本最大の逆断層…
 ●緑色の岩石が薄くペラペラ剥がれて崩れ…
 【関連記事】中央構造線が通る峠―「二本杉峠」と「ホウジ峠」
 【関連記事】夏目さんが見た風景―横尾の峠から佐久間を望む

2011年1月24日 (月)

中央構造線が見てみたい!①―厚血川と龍王権現の滝

Ryuoutaki7  「中央構造線を見てみたい!」―妻の一言がきっかけとなり、佐久間に出かけることにしました。

 前回は、道路工事に妨げられて行くことができませんでしたので、水窪の「青崩峠」へと目的地を変更。今回は一部舗装が剥がされてはいましたが、通行は可能。先ずは、中央構造線によってできた破砕帯を侵食して流れる河内川(厚血川)の「龍王権現の滝」に寄ることにしました。

 「この滝は?」「中央構造線の破砕帯を流れているんだけど」「断層は?」「だから、ここが断層の上で、脆くなった場所が浸食されて低くなったんだ」「ふ~ん」。

 どうも、ここが中央構造線の上だと納得がいかないようです。

Zeppeki9  「じゃあ、上を見てごらんよ。この120メートルの絶壁が中央構造線の内帯の南端で、脆かったこっち側を削って川が流れているんだけど分かる?つまり、中央構造線の断層って、模型で見るのとは桁違いにデカイものなんだってこと。まあ、もう少し行けば、もっと分かりやすい場所があるから…」。

 と、自分でも納得できない説明をしながら、絶壁を見上げれば、垂直にそそり立つ岸壁の上に、佐久間の青い空が明るく光って見えました。

 じゃあ、次へ行こう!

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2011年1月11日 (火)

寒を迎えた「稚児の滝」

Chigonotaki2  どうしちゃったんでしょう?突然、「稚児の滝」に行ってみようと思い立ち、道の駅「花桃の里」の先を右折し、佐久に向って山道を辿ることにしました。

 佐久の集落を過ぎたまでは良かったのですが、滝の手前の未舗装の林道が工事中。工事車両が道を塞ぎ、狭い道ですのでUターンもできず、道路の隅に車を停め、工事関係者に事情を説明し、最後の200メートルを歩いて向うことにしました。

 腐りかけて危険な橋を渡り、山を回り込むようにして進めば、水が流れ落ちる音が轟き、朽ちかけた四阿(あずまや)が見えて来ます。さあ、ここが光明寺の美しい稚児が修行をしたとされる伝説の「稚児の滝」です。

 相津で天竜川に注ぐ河内川には、まったく水がありませんでしたので、「稚児の滝」の水量も少ないのだろうと思っていたのですが、青く澄んだ滝壺に落ちる水には勢いがあり、数ある滝の中から「新・浜松の自然100選」に選ばれただけのことはあります。

 ぜひ寄っていただきたいのですが、林道工事が2月中旬までかかるとのことですので、その間は近づかない方が無難です。工事が終り暖かい季節を迎えれば、道幅が多少広がり、これまでよりもアクセスしやすくなるかも知れません。

 滝の手前に祀られた不動明王像には、正月らしくミカンと小さな鏡餅が供えられていました。

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2011年1月 4日 (火)

中央構造線が通る峠―「二本杉峠」と「ホウジ峠」

 私は、風水など、まったく信じてはいませんが…

 佐久間を横切る日本最大級の断層「中央構造線」上にパワースポットが点在していると言う人がいます。

 やれ、地磁気がどうの、電磁波がこうのと、非科学的なエネルギーを「気」と称して、癒し効果や不治の病が治癒するなど、もし、そこに「気」なるものがあるとすれば、二本杉峠とホウジ峠を結ぶラインが私に元気を与えてくれるのは、そのためなのかも知れません。

 私は、スピリチュアリズムなど、まったく信じてはいませんが…

 まあ、興味がある人には、この写真を差し上げます。私は、まったく信じていませんが、このV字の谷に何らかのエネルギーが写っているかも知れません。どうですか?何か見えますか?

Nihonsugi3 Houjitouge4

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初版・さくま昔ばなし「龍王ごんげん」より

Ryuobuchi9  「なむしょうめいこうごうぼさつ」
 「なむしょうめいこうごうぼさつ」
 村人達は、ひたいに汗し、のどもかれんばかりの声を張りあげていっしょうけんめいにお祈りをしています。

 これは、むかし、むかしのお話であります。
 その頃、下平(しもったいら)の人達は、山と山の間のせまい畑を耕して、細々と暮らしを立てていました。おじいさん、おばあさんから子どもに至るまで、それはそれはいっしょうけんめい働きましたが、いっこうに楽にはなりませんでした。ことに、その年は、何年来という日照り続きで、畑もかわき切り、作物は、絶滅寸前というようすでした。
 きょうは、雨乞いのために、龍王ぶちの龍王ごんげんへ村人みんなが集ってお祈りをしていたのです。このお祈りは、かねをたたき、ふえを鳴らし、お題目を唱えて七日間も続けられるのです。
 
 「さて、いよいよ七日のお祈りも最後ということだが、昔から最後の日にはごちそうを作って龍王ごんげん様におまつりし、村人みんなでいただくことになっているそうだが、それにしても、この下平にゃあ、みんなで使うおぜんもおわんもありゃあせん。どうしたもんだろう。」
 「うん、困ったことだ。どうだろうか、庄屋に相談してみちゃあ。」
 さっそく庄屋さんの所へかけつけて、そのことを話しました。
 「うん、そのことは、わしも案じていたことだ。困ったことだのう。」
 みんなで考え込んでしまいました。しかし、みんな黙りこんでいるばかりでした。どうしようもないままに、だんだん重苦しいようすが広がってきたときに、庄屋さんが、ぽんと手を打ってみんなに話しかけました。
 「みなのしゅう。どうだろう。今、雨乞いのお祈りをしているわけだが、おぜんやおわんも龍王ごんげん様におすがりしてみちゃあ。」
 他に方法の思いつかない村人達は、そんなことが果たしてかなえられるかという強い疑いをもちながらも言われるままに、雨乞いのお祈りに加えて、おぜんやおわんをお貸しくださいというお祈りをしました。

 「なむしょうめいこうごうぼさつ。」
 「なむしょうめいこうごうぼさつ………。」

 長々とお祈りは続けられました。
 やがて、夜もふけ、お祈りの声が、やみの中にいっそうしみとおる頃になったときです。みんなの声が、一瞬、なにかに吸いとられるように滝つぼの中に消えて行くのを感じました。ふっと息をのんで水面をみつけたとき、一匹の大蛇が、滝つぼの上の大きな松の木に向ってかま首をもたげたのです。村の人達は、ただただおどろくばかりで声も出ませんでした。そのうち、大蛇は滝つぼの中へ、少しずつ少しずつ姿を隠していきました。もう一息でその全身が消え去ろうとしたときです。村人の目に映ったのはへびの姿ではなくて、まばゆいばかりに美しい女の人であったのです。その、ふしぎなできごとに、おそれ、おどろいてしまった村人達は、大きなため息を吐くだけでした。そして、一言も話すこともできず、家へ帰りました。

 さて、次の日、いよいよお祈り最後の日です。昨夜のことにおそれをいだきながらも、庄屋さんを先頭にして、龍王ぶちへやってきました。

 「あっ、あっ、あれ、あれをみよ。」
 庄屋さんがなにかひきつったような声で叫びました。村の人達も龍王ぶちの水面を見て、「あっ」、「あっ」のおどろきの声をあげるばかりでした。
 龍王ぶちには、たくさんのおぜんやおわんが浮かんでいたのです。

 「お祈りが聞きとどけられたぞ。おれらの願いごとがななえられたぞ。」
 「ああ、ありがたいことじゃ。ありがたく使わせてもらわまいか。」
 みんなは狂気したように喜び合いながらおぜんやおわんをいただき、前にも増して声をはりあげながら七日目最後のお祈りをし、いよいよ帰りにつき、龍王ぶちの見えなくなるところまで来たときのことです。今まで、あれほど照りつけていた太陽がいっときに黒い雲の中に隠れてしまいました。そして、ぽつりぽつりと大粒の雨が落ちて来ました。大きなしずくが一つ二つと乾いた土をぬらすと思う間もなく、大雨となりました。もちろん、畑にもいっぱい雨がしみこんでいきました。作物も生き返りました。
 村の人達は、雨のしずくを手のひらに受けとめるやら、土にひざまづいて天を仰ぐやら、その喜びをいっぱいに表わしていました。

 それから、龍王ぶちからお借りしたおぜんやおわんを使ってごちそうをいただきました。もちろん話の中心は龍王ごんげん様のありがたさでした。

 「龍王ごんげん様が、おぜんやおわんをお貸しくださった。」
 「龍王ごんげん様が雨を降らしてくださった。」

 なんどもなんども、どの人の口からも、このことばが交わされました。
 それからというもの、日照りが続くと龍王ごんげん様に雨乞いをすると必ず雨の恵があったということであります。しかし、何年かの後、お借りしたおわんをこわしてしまいました。それからというものは、どんなにお祈りしても、龍王ごんげん様はお貸しにならなかったそうでありま。(「さくま昔ばなし」初版より)

  ◆       ◆       ◆       ◆

Gohei0  寒い季節だというのに「龍王権現の滝」を訪れました。山道を下りて、揺れる吊り橋を渡り…。正月でしたので、しめ縄も御幣も新しくなっていました。

 今さらですが、皆さんよくご存知の佐久間の民話「龍王ごんげん」を初版で紹介します。

 冬の滝も良いものです。淵の水は、あくまでも青く深く澄んでいました。

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2010年12月27日 (月)

「新・浜松の自然100選 秋葉山・秋葉神社の社叢」の標識と河村宮司

Kawamuraguji6_2 「新・浜松の自然100選 秋葉山・秋葉神社の社叢」の標識を建てたのは、上社から表参道を少し下った随身門の前。「どこに建てましょうか?」との相談に、「下社から約5キロの表参道を登って来ると、随身門を見てホッとするのです。だから、随身門と杉林が見えるこの場所に建ててくださ い」と河村宮司が指を差して示してくれたのが、その場所です。

 小雪が舞う中での作業も無事に終り、記念撮影。河村宮司に横に立ってもらってカシャ♪とシャッターを切りました。

 「最近、山火事が減っているような気がします。以前、山火事が発生したのは、山仕事を終えて一服する10時半頃。林業の不振が、山火事が減っているのと無縁ではないかも知れませんね」とは、気になる宮司の話。そうです。秋葉神社は火防の神社なのです。

 「新・浜松の自然100選」のガイドブックを出版した2010年、100選指定地であることを示す標識も次々と設置。ヒノキの間伐材丸太を使った高さ120~130センチの標識が、北遠の18ヵ所で皆さんが立ち寄っていただけるのをお待ちしています。

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2010年12月26日 (日)

「瀬尻の段々茶畑」に「新・浜松の自然100選」の標識を建てる

Fujiwarasan9  「新・浜松の自然100選」の指定地であることを示す標識を建てに、龍山町瀬尻の段々茶園に出かけました。

 当日の北遠はあいにくの天気。現地に着いた頃には冷たい小雨が舞い始めましたが、設置作業は比較的スムーズに進み、15分ほどの穴掘りでヒノキの間伐材で作った標識が茶園の登り口に立ち、標識と茶園オーナーの藤原久一さんとが並ぶ写真を撮影することができました。

 山間での農業は、斜面の利用が欠かせません。石を積んだ段々茶園は北遠の他地域にもありますが、藤原さんの茶園は特筆ものの急傾斜。その急傾斜に石を積んだのは、決して「先人」ではなく藤原さん自身です。

 戦中、戦後の時期に、たった1人で石を運び、25年の歳月をかけて標高差約100メートルの茶園に仕上げました。現在は、静岡県の「棚田等十選」にも指定されています。

 ところで…

 足元の赤いものが気になり、「藤原さん、この赤いのは血じゃあないですか?」と聞いてみました。「ああ、昨日、イノシシを撃って、ここまで引き下ろしていたからね」「こんなに急傾斜の茶園にも出るんですか?」「出る、出る。ミミズやミョウガの根を掘ったり…。猿も出るし、少し奥では熊を見た人もいるそうだ」。

 高く評価されている天竜茶の産地でも、野生獣による食害が気になります。

 *ちなみに、「新・浜松の自然100選」での指定名は、「茶園」ではなくて「茶畑」。向って左の背の低い標識が、設置したばかりの標識です。

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2010年12月21日 (火)

浜松は広い!滝も凍る「青崩峠」

Aokuzure9  「青崩峠」に「新・浜松の自然100選」の指定地であることを示す標識を建てに行って来ました。

 心配していたのは、山道の凍結。山道には湧水の流れ出ているところが何箇所かありましたが、幸い凍り付いているところはなく、重い丸太の標識を担いで山道を登り、無事に仕事を終り、峠の馬頭観音たちをカシャ♪

Tsurara3  次の標識設置のスケジュールもあり、さっさと車に乗り込みましたが、帰路、ふと山肌に目をやれば、ヤヤッ!流れ落ちる水が氷柱になっています。さすがは、標高1082メートルの峠。氷柱は融けかけていましたが…。

 それにしても、浜松市は広くなったものです。

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2010年12月17日 (金)

光明山遺跡から天竜川、太平洋を望む

Tenryugawa2  「光明山遺跡からの眺望」は、「新・浜松の自然100選」にも選ばれている絶景。天竜川から太平洋にかけての風景を撮ってみました。

 写真が小さ過ぎて分かりにくいかも知れませんが、1番手前に見えている浜北大橋から河口に向かい、かささぎ大橋、東名高速の天竜川橋、3本並ぶ新新天竜川橋、新天竜川橋、天竜川橋、東海道本線の天竜川鉄橋、新幹線の天竜川鉄橋、掛塚橋、遠州大橋とすべてが写っています。

 遠くに白く光って見えるのが太平洋。左端には、磐田市駒場の風力発電用の風車も見えます。…ってことは、その少し手前に私の家が見えるはずですが…。

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2010年12月16日 (木)

ふるさとものがたり天竜「稚児の滝」より

Chigonotaki3  むかし鏡山の光明寺に、大そう美男の稚児(社寺につかえる男の子)がいて、立派な僧となるために、日夜修業(修行)に励んでいた。
 稚児は大変賢くて、寺の住職からも、将来を期待されていたが、成長するにつれて、この世の煩悩(心身を悩ます、いっさいの欲望)に悩まされるようになった。
 稚児は一心に苦行に打ちこんだが、どうしても煩悩を断つことができなかった。

 するとある夜、稚児の夢まくらに不動尊が現れ、
「汝、煩悩を断ち切らんと欲するならば、我が泉に打たれて修業(修行)せよ。」
と、言って、大きな美しい滝つぼに消えていった。

Fudoson1 次の夜、稚児は不動尊の消えていった、大きな美しい滝をさがして、一人暗い山の中をさまよい歩いた。
 そして、やっと見つけた滝――。
 それはあの夢の中の滝と、そっくり同じであった。
 その夜から、稚児はこの滝に打たれて、修行に励んだ。

 それから五年――。
 今はすべての煩悩を断ち切り、宗教と文武の奥儀をきわめた稚児は、もはや立派な僧となって帰山した。

 竜川の里、佐久の部落の上流にあるこの滝は、『稚児の滝』と呼ばれ、村人は滝のそばに不動尊を建立して、現在でも年一回のおまつりを欠かさないという。(「ふるさとものがたり天竜・第3章光明地区」より)

   ◆       ◆       ◆       ◆

 修行をしたと言われる稚児の美醜は知りませんが、滝の美しさはご覧の通り。滝のすぐ脇に写真の「不動明王像」が祀られています。ぜひ一度、お訪ねいただきたいのですが、アクセス道路は途中から未舗装となり、現地の駐車場も余地がありません。

 道の駅「花桃の里」を右折し、未成線「佐久間線」のトンネル遺構の脇を抜け、天竜区佐久の集落に向います。道案内看板の指示に従って近づき、少し離れた所に車を停めて歩いて行かれることをお勧めします。

 「稚児の滝」は、「新・浜松の自然100選」に指定されています。

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2010年12月15日 (水)

鳥羽山公園の紅葉と天浜線「天竜川橋梁」

Tobayama8  昨日(12月14日)、鳥羽山公園を訪ねました。

 期待していたのは、最後の最後の紅葉。「もう、散っちゃったんだろうな」と半ば諦めていたのですが、ラッキーなことに数本のカエデが真っ赤に色付いていました。園路には、赤や黄色の落ち葉が溜り、キレイな葉を拾って袋に詰めている人もいました。

Tobayama4  「その葉をどうするんですか?」「これね、料理の飾りにするの」「すぐにカリカリになっちゃいませんか?」「キレイに洗った後、ラップして冷蔵庫に入れておけば大丈夫。ここの葉は、排気ガスで汚れていないし、安心だから」。

 眼下には天竜川の流れと、先ごろ国の登録有形文化財に指定されることが決まった天竜浜名湖鉄道の「天竜川橋梁」も見えました。もう少し早く来れば良かった!

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2010年12月 7日 (火)

「水窪ダム湖」はワカサギ釣りのシーズン

Misakuboko4  「ここがダム?」。「そまびとキッズ」たちの素朴な疑問です。佐久間ダムや秋葉ダムのようなコンクリートのダムを想像していたキッズにとって、岩を積み上げたロックフィルダムは、何だか河原でやった石積み遊びみたい。

 「魚釣りをしている人がいる。何を釣っているんだろう?下りてみてもいい?」。返事を聞く前に、もう岩から岩へと飛び移るように…。

Misakubodam5  「水窪湖(水窪ダム湖)」でのワカサギ釣りは、寒さが厳しくなるこれからがシーズンです。氷に穴を開けて釣り糸を垂らすワカサギ釣りとは違い、「水窪湖」では湖畔から竿を出します。漁業権が設定されていませんので、入漁料は無料!それでも、毎年ワカサギの卵を放流していますので、かなりの釣果が期待できるポイントとして、釣り愛好家の中では有名みたい。

 「釣れますか?」。「いや、全然。でも、シーズンは始まったばかりだから」と言いながらも、細い銀色の魚が数匹。ワカサギは群れを作って回遊しますので、「釣れ始めるとバカバカ釣れるけどね」。

 夏の初めに来た時には水が少なかった「水窪湖」には、ワカサギ釣りを楽しむには充分な水がたっぷりと蓄えられていました。「さあ、次へ行くぞ!車に乗って!」。「は~い!」と再び岩から岩へと飛び移るように…。

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2010年12月 6日 (月)

昔の人も歩いた雪の道「青崩峠」

Naganoken4  「ねえ、ここはもうお隣の県?」「う~ん。まだ静岡県かな…?」「ここまで来たら?」「もう、長野県」「やったー!」。「歩いて隣の県へ」と出かけた「青崩峠」―「そまびとキッズ」の足は速く、石畳の古道を飛ぶように歩き、私1人では20分はかかる坂道を15分で登りきり「長野県!」。「ここは、長野県のどこ?」。

 「はい、答えはこの看板に書いてあります」「い・い・だ」「長野県飯田市だね。ここが浜松市の隣りの市」「…って言ったって、家なんてないじゃん!」。

Yuki8  熊伏山への登山道を少し登った高いところから長野県方向を見ても、青い空とV字の谷、白く雪をかぶった山々は見えますが、家も道路も何にも見えません。「ここを、ず~っと歩いて行くと、家があるの?」「そうだよ。昔の人は、ここを歩いて、歩いて、隣の県まで働き行ったんだよ」「まだ、まだ遠そうだね」。

 長野県側の古道には、吹きたまった落ち葉の上に薄っすらと白いものが。「昔の人も、雪の道を歩いたんだよね」「青崩峠は、浜松市の中でも1番雪が多いところだから、寒い季節に家に帰る人たちはたいへんだっただろうね」「でも、お正月は家に帰りたいもんね」。

 「さあ、帰ろう!」「うん、昔の人みたいに静岡県まで歩いてね」。青崩峠には、北からの冷たい風が吹き抜けていました。

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2010年11月21日 (日)

「新・浜松の自然100選―北遠の自然を訪ねて」

Kinensatsuei8  昨年(2009年)3月に公開選定された「新・浜松の自然100選」は、「水に関わる自然」や「緑に関わる自然」など102ヵ所が指定され、今年8月に発行したガイドブックは、もう残り少なくなるほどの人気です。

 そんな「100選」の指定地を訪ねるバスツアーは、昨年の「北遠の巨樹・古木を巡る旅」に続く第2弾。定員25人に対して、170人を超す応募者があり、抽選で選ばれた23人(前日に2人がキャンセル)と私たち浜松市緑化推進本部(浜松公園緑地協会)スタッフ4人で、午前8時50分に浜松駅東を出発。一路、北遠の紅葉の名所を目指しました。

 願ってもない好天に恵まれ、心躍らせながら天竜川左岸の堤防道路を走り、河川敷には野鳥や昆虫類が生息している「天竜川の豊かな自然」を眺めながら、「船明の二本杉」でバスを停めました。

Nunotaki6 諏訪神社の「神木」として、水難除けのシンボルとして大切にされて来た二本杉の歴史を紹介し、「船明ダム湖と周辺の緑」でトイレ休憩。トンネルを抜け、橋を渡り、「秋葉ダム湖と千本桜」が見えたところで左折。「白倉峡」への山道へと入りました。

 「白倉峡」の紅葉を堪能し、バスは「秋葉山」へ。手入れの行き届いた杉の育つ山を見ながら黄色く色付く「スーパー林道」を行き、すでに紅葉のピークを過ぎた「竜頭山」を仰ぎ、天竜の森で貼るかに御岳を望みながら昼食。40分の休憩後、「山住神社のスギ」の前で100選の標識を設置。紅葉を前景にして流れ落ちる「布滝」ではバスを停めて、写真を撮っていただきました。

 山住家の石垣、「高根城の自然と歴史の重なる風景」を見上げ、水窪川沿いの紅葉を経て、西渡からは再び天竜川沿いに国道152号を下り、「瀬尻の段々茶畑」を見上げ…。

 ここまでの「」で囲んだところすべてが、「新・浜松の自然100選」指定地。北遠の自然は、「誰かが守ってくれる」では誰も守ってくれません。私たち一人一人が自覚し、直接働きかける人、次の世代に伝える人、それぞれの立場や出来る範囲のことをすることによって初めて守られていくものです。

 そんなことを考えながら、約1時間遅れての帰着。今さらながらに、北遠が豊かな自然に囲まれていることを実感。この自然を守るために、少しでも役に立つことができることを願い、このブログ「出かけよう!北遠へ」を書き続けて行くことを再確認しました。頑張るぞ!

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2010年11月20日 (土)

「新・浜松の自然100選」―白倉峡の紅葉

Shirakura5  緑の募金事業「新・浜松の自然100選―北遠の自然を訪ねて」のバスツアーから、先ほど戻りました。参加者は23人。競争率5倍の難関を突破したラッキーな方々です。その「ラッキー」が功を奏したのか、これ以上はない上天気。暖かな小春日和となり、北遠の紅葉シーズンを満喫することができました。

 先ずは、明日から始まる「もみじまつり」の準備にいそしむ白倉峡へ。短い滞在時間でしたが、「金山の滝」まで下りていただきました。「ここが、小冊子に掲載した写真を撮ったところです」。

Shirakura3  真っ赤な紅葉越しの「金山の滝」を見せてあげたかったのですが、まだ色付き始めていないカエデもありましたので、後1週間は見頃が続くことになります。

 え~、まだ早過ぎるの…?

 いやいや、散策路から見上げた辺りは、2枚目の写真のような真っ赤な紅葉。対岸の岸壁には、赤く色付いたツタの紅葉も見ることができます。

 すれ違いに苦労する場所が多く、思ったより時間はかかりますが、それでも行くだけの価値はあります。狭い山道は、ドライバー同士の譲り合いが必要。決して「自分だけ良ければ」などとわがままな運転はしないでください。

 北遠の紅葉は独り占めではなく、みんなで楽しましょう!今日、私たちのバスに道を譲ってくださった全てのドライバーさんにお礼を申し上げます。本当に、ありがとうございました!

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2010年11月19日 (金)

紅葉、山肌燃ゆ 天竜区・明神峡、白倉峡で見ごろ

Myoujinkyo  浜松市天竜区の明神峡と白倉峡で紅葉が見ごろを迎え、赤や黄に色づいたモミジやカエデが渓谷を鮮やかに染めている。

 明神峡は、春野町勝坂と水窪町門桁にまたがる気田川沿いの5.4 キロ。市春野地域自治センターによると、例年以上に色づきが良く、見ごろのピークは今週末になりそうという。川を下る水や、道路をはう落葉の音が来訪者の耳も楽しませる。

Shirakurakyo  龍山町の白倉峡は、渓谷に沿うようにモミジが並び、遊歩道を散策する市民でにぎわいを見せている。来週いっぱい楽しめそう。

 21日には五平もちやくし芋、とろろ汁などが振る舞われる「白倉峡もみじ祭り」がセンターふれあいで開かれる。(「静岡新聞」より)

 紅葉の写真が2枚、「静岡新聞」に掲載されていました。みなさんも、この美しい秋の風景を見に、ぜひ、北遠に足を運んでください!

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2010年11月18日 (木)

撮りたて「布滝」の紅葉2010

Nunotaki8  つい数時間前に撮影して来た「布滝」の紅葉。ちょうど見頃を迎えていました。

 竜頭山やスーパー林道沿いの紅葉には少し時期が遅過ぎますが、林道から見下ろした山肌や河内浦(こうちうれ)に下る山道辺りは、最高の輝き。

 水窪の紅葉狩りなら、今週末がお勧めです。

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2010年11月 7日 (日)

『たつやま昔話』5―「金山神社と釜鳴沢の伝説」

Kanayamanotaki0  西川から白倉川にそって進むと、中日向(なかびゆう)というところに出ます。

 今から、六百年も昔の南北朝時代のころの話です。

 中日向にあるお城のふもとを流れる川ぞいの道を一人の男が通りかかりました。その時、一つの古がまが男の目にとまりました。

「これは、よい物を見つけたぞ。」
おなかがへっていた男は、さっそく飯をたこうとしました。その時、かまがとつぜん大きな音を立てて鳴り出しました。その音が、あまりにも大きかったので、驚いた男は、そのままにげ去ってしまいました。

Kanayamajinja1  これを聞いた村人たちは、
「この釜はただの釜ではない。どなたかりっぱな方の使った物にちがいない。」
「ていねいにおまつりしよう。」
と、口々に言い合って、金山神社(釜山神社)にこの釜をご神体としておまつりしました。

 村人たちの言ったとおり、実はこのお釜は、中日向城に身をよせていた尹良親王(ゆきよししんのう)がお使いになった物でした。そのため金山神社は、尹良親王をまつっているとも言われています。

 金山神社には、こんな言い伝えもあります。

 ある時、どろぼうがこの神社に入って、ご神体の釜を盗んでにげ出しました。ところが、二キロほど行ったところで釜が急に鳴り出しました。

「いったい、何事だ。」
あまりに釜の音が大きかったので、村人たちが集ってきました。こうしてどろぼうはすぐにつかまってしまいました。

 釜が鳴り出したということから、この場所は釜鳴沢とよばれるようになりました。

 明治・大正時代には、神社には神主がおられ、瀬尻はもちろんのこと、浜松や磐田の方からもご神体においのりしようという、たくさんの人たちでおまいりが絶えませんでした。

 木がおいしげった参道には、千本ののぼりが立ちならびました。お参りする人は、ぞうりぬぎばからはだしになって、木の根や岩の角を足場にして神社まで行ったそうです。

 現在では中日向の守り神として、年に一度おまつりをしています。

  ◆       ◆       ◆       ◆

 11月20日には、緑の募金事業「新・浜松の自然100選」のバスツアーで、北遠の紅葉の名所として知られる「白倉峡」に出かけます。このツアーには私が添乗しますので、その下見を兼ねて訪ねました。

 「金山の滝」付近の紅葉は、まだ少し早いようでしたが、2週間後にはきっと色づいているはずです。金山神社は道路を見下ろす場所に祀られ、私たちの来訪を待っていてくれるはずです。

 紅葉の季節です。さあ、出かけましょう!北遠へ。

 ■「たつやま昔話」INDEX

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2010年10月17日 (日)

2つの変成帯と中央構造線を表わした「青崩峠」の標識

Hyoushiki1  水窪の「青崩峠」―日本列島を東西に走る中央構造線が南北に向きを変える場所。北側の領家帯には、花崗岩や片麻岩などの白っぽい石が多く、高温低圧型の変成帯であり地下10キロ程度の深さでできたと推定されています。

 これに対して、南側の三波川帯は低温高圧型の変成帯であり、地下30キロ程度の深さでできたと推定されている緑色の緑色片岩が多く、「片理」と呼ばれる、面状構造を持っていますので、板状にはがれやすく脆い石です。

Gareba4  「白亜紀」には離れて存在していたはずの2つの変成帯が、中央構造線の活動により大きくずれて接するようになり、「青崩峠」で見られる破砕帯とは、岩盤が割れてずれる時の圧力によって砕かれた緑色片岩の層というわけです。

 まあ、とにかく、「青崩峠」に立つ「静岡県指定史跡」の標識は、緑と白の2色の石で黒の石を挟んだデザイン。多分、色違いの花崗岩を使用しているのだと思いますが、2つの変成帯と中央構造線を表わしているのでしょう。

 ちなみに、「領家帯」の「領家」とは、水窪の地名に由来する名称です。

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2010年10月16日 (土)

江戸時代の古地図に描かれた「青崩峠」

Aokuzure3  「青崩」とは、遠州と信州の国境にある1,082メートルの峠。諏訪⇔高遠⇔長谷⇔大鹿⇔遠山⇔青崩峠⇔遠江の道は、小さな集落から集落を経てつながり、古代から黒耀石(こくようせき)の道、交易の道として利用されて来ました。江戸時代中期以降には「秋葉道」としても賑わい、東西を結ぶ旧東海道や旧中山道に対し、南北を結ぶ重要な生活ルート。その中継点が水窪であり、多くの人や物が「青崩」を越えて行き交いました。

Aokuzure8 「嘉永五年(1852)」の古地図「遠江小圖」にも、「中泉官府ヨリ國境マテ十六里十八町」の「青崩山」を通る道が描かれています。もちろん、「明治六年(1873)」の「遠江國全圖」の中にも「青崩峠」として記され、「秋葉道=秋葉街道」が西浦(にしうれ)⇔池島⇔辰渡(たつんど=辰之戸)⇔和田を結んでいます。

Aokuzure7 現在、自動車で県境を越える時には、「国盗り」の綱引きが行なわれる兵越峠を迂回するルートですが、かつては確かに「青崩峠」越えが主要道路だった歴史が、この古地図からも読み取れます。地元が期待した「三遠南信自動車道」の「草木トンネル」が、高規格構造(1種3級)から一般道路(3種3級)に格下げされたのが残念です。

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2010年10月15日 (金)

中央構造線が見える―「青崩峠」

Camera6  「中央構造線を見てみたい」と妻と出かけた「青崩峠」。「しっぺい太郎の墓」「足神神社」を過ぎ、舗装が途切れる「塩の道」の登り口には数台の車が停められていました。どうやら、私たち以外にも「青崩峠」を目指している人がいるようです。

 石畳の道を登り切る手前で、前から2人連れのハイカーが「こんにちは~。あと少しですよ~」と私たちの脇をすり抜けて行きました。秋晴れの行楽日和―「こんにちは~」と挨拶を返し、最後の階段を登ると、「青崩峠」の標識の前で写真を撮る3人組のパーティーと出会いました。

Vjitani7  「静岡県からですか?」「はい、みなさんは?」「長野県から来ました」「ここが終着?」「いえ、これから熊伏山に登ります」。決して若くはない人たちですが、元気に先へ進みます。私たちも青いガレ場とV字谷を見るため、3人の後につきました。「好い天気ですね」「秋風が気持ちいいですね」。

 ちょっと登れば、ガレ場の上に。「ほらね、この下がガレ場。青い石が崩れているから、青崩と呼ばれているんだ」と、妻に説明。「中央構造線の断層によって出来たケルンコルと呼ばれる谷が、この谷なんだ。青崩峠は南北に走る中央構造線を遮る形になっているから、ここが圧砕帯、破砕帯となり、脆く崩れて…」。

Gareba0  「ふ~ん。理科の教科書で見た断層とは違うね」と妻。「つまり、北側の領家帯と南側の三波川帯の境目が中央構造線。ここから、南北に向きを変えてるんだけど、何本もの断層が平行しているんだ…」って、分かったかなあ?

 妻が見たかったのは、大鹿村の「ジオパーク」で見られるような断層露頭だったようです。でも、確かに「中央構造線」の真上に立っているはずなのですが…。

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2010年10月 4日 (月)

水面静かに「伝説」今も 新宮池

Singuike1  空が水面(みなも)に反映し、一層広く、高く感じられる。浜松市天竜区春野町和泉平、標高約650メートルにある山の頂。四方をスギやヒノキの緑に囲まれた新宮池(しんぐういけ)が、ぽっかりと静かに広がっている。

 大蛇が田んぼで怒り暴れて池はできた。池には諏訪湖の水が通っている―。伝説が今も語り継がれる。気田小6年の岡本凌君(11)は「新宮池の成り立ちを調べ、学校の学習発表会で発表したこともあったっけ」。水量豊富な新宮池は貴重な水源でもあり、ろ過されて周辺19戸に届くという。

 岡本君、同級生で釣り仲間の平沢一真(12)は今夏、新宮池で毎週のように遊んだ。「自然いっぱいなところが気に入っている」。そう話してくれたそばから、「あ、ヘビ!」「カエルもいる!」と、駆け出した。(「静岡新聞」より)

 9月30日付「静岡新聞」あなたが選ぶ遠州25景は、春野の「新宮池」。この記事を読んで、出かけたくなった人もいるのでは?「新宮池」は、「新・浜松の自然100選」にも指定されています。

 ●「新宮池」は春野町和泉平(いずみだいら)の山頂668㍍にあり…
 ●「新宮池」を過ぎ、「春埜山」に向う途中…
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 ●「新宮池」に到着する最後のコーナー。「和泉平(いずみだいら)」の道路脇…
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2010年9月23日 (木)

ふるさとものがたり天竜「百古里の将軍杉」より

Syogunsugi4  その昔、西暦七九三年、時の桓武天皇は、将軍坂上田村麻呂に、東国征伐(蝦夷征伐)を命じられた。
 田村麻呂将軍は、大軍をひきいて都を出発し、やがて遠江の国に入り、横川須賀里の武速神社に立ち寄って、勝利祈願をした。
 その時、ちょうど昼時となったので、将軍は家来と共に、武速神社の境内に腰をおろして、食事をした。

 やがて食事を終えた田村麻呂将軍は、自分で使った杉の箸を、かたわらの土の上に、ぐっと差しこんだ。
 そしてもう一度、武速神社に手を合わせ、
「このいくさ、きっと我に勝利を与えたまえ。」
と祈願して立ち去った。

 将軍が土に差した杉の箸は、やがて根を張り、枝を張って、すくすくと成長していった。
「さすが、将軍さまの使いなされた箸じゃわい。勢いのよいこと、勢いのよいこと。」
 村人たちは、感心したり、たまげたりした。

Takehaya3  時は流れて寛文十三年(一六七三)、四月、徳川幕府の代官である中泉の奉行が、領内巡視の時に、須賀里の武速神社に立ち寄った。
 代官は、境内にそびえる杉の大木に感心して、
「これはまた、見事な杉の木じゃ。樹令は、いかほどか。」
と、村人にたずねた。
 すると、村人が答えて言うには、
「はい、百年を過ぎたる、名木にございます。」
「おお、それはめでたき里である。これからは“須賀里”改め“百古里”とするがよい。」
 代官は上気げんでそう言うと、次の村へと立ち去って行った。 (「ふるさとものがたり天竜・第3章光明地区」より引用)

   ◆       ◆       ◆       ◆

 「将軍杉」の樹齢は、1200年とも。静岡県の天然記念物に指定されています。坂上田村麻呂が征夷大将軍を任ぜられたのは延暦16年(796)、同20年(801)には東征に成功していますので、須賀里を通ったとすれば、その頃。その折に、箸を差したとするなら推定樹齢は1300年となり、行基が植えたとされる「春埜杉」や「山住神社の杉」とほぼ同じになります。

 「将軍杉」に近寄って見ると、この杉が一本杉ではなく二本杉であることに気づきます。「箸が育った」との伝説は、そこからの創作。2本の杉が合わさった「合体木」というよりも、根元に近いところから枝分かれした「双幹」のようにも見えます。

 まあ、伝説の真偽を詮索しても、あまり意味があるとは思えませんが、「すがり」を「百古里」と表記するのは、地元でも不思議と感じていたのでしょうね?

 「将軍杉」は、「下百古里(しもすがり)の将軍杉」として、「新・浜松の自然100選」に指定されています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。浜松公園緑地協会本部(053-411-6687)ほかで販売しています。

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2010年9月20日 (月)

「遠州光明山繪葉書」と草に覆われた「光明山遺跡」

Chobo5  現在、天竜区山東にある曹洞宗「光明寺」は、元々は標高540メートルの「光明山」の山頂近くにあった寺。山岳霊場として知られ、秋葉の火の神に対し、水の神の「光明寺」として信仰を集めていましたが、昭和6年(1931)の火災で焼失し、山東に移設された歴史を持っています。

 当然と言えば当然ですが、「光明山」は、寛政10年(1798)に著された『遠山奇談』にも紹介されていました。その記述によれば…

 頂上には光明山大權現の社を崇たり。立ならぶ殿造魏々(ぎぎ)としてめざましきこといはんかたなく、虚空蔵を本地堂とし、門外にはかけづくりして茶店などの家ありしが、都の清水(きよみず)にいとよくにたり。眺望ならぶ方なき所にて、なにしおふ古戦場三方が原を目前に見やり、西は東海道荒井の湖水、濱名のはしのふるあと、三河片濱いらこ崎、はるかむかふに鳥羽湊大船かずかず帆あげたるけしき。弓手は伊豆の下田の湊、音に聞つる遠江の灘、瓢々としてはてしなき滄海(あおうみ)迄残りなくながめやる絶景也。

Iseki4 「光明山遺跡からの眺望」は、「新・浜松の自然100選」に選ばれている指定地。天気の好い日には、現在でも浜岡原発や御前崎まで見通せますが、寛政10年(1798)には、伊豆の下田まで見えたというのが驚きです。

 そんな歴史を持つ「光明寺」は、大正7年(1918)の改修直後のものと思われる「遠州光明山繪葉書」がありました。磐田在住の佐口行正氏収集のコレクション。何枚組のものであったのかは分かりませんが、5枚の絵葉書と袋を掲載します。スタンプには、「御祈願所 参拝紀念 遠州光明山」の文字が。

 『遠山奇談』によれば、「光明山大権現」の門前の賑わいは京都の清水のようだったと言うのですから、その人気振りは想像を遥かに上回るもの。しかし、先日訪れた「光明山遺跡」では、崩れかけた石垣も常夜灯もすっかり草に覆われていました。

 *「新・浜松の自然100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。浜松公園緑地協会本部(053-411-6687)ほかで販売しています。

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県境を跨いで広がる「纏リスの森」

Nagano0  静岡県と長野県の県境「青崩峠」―「1歩踏み出せば、そこは長野県」と書いたばかりですが、果たして、どこからが長野県?どこまでが静岡県?

 県境には、ラインが引いてあるわけではありません。「兵越峠」のように、綱引きで県境が移動するわけでもありません。

 長野県と思われる側に足を踏み入れたところ、見慣れた「纏リス」のホーロー看板が…。「たばこ たき火に注意」―色やデザインは、山林協会北遠支部のものとよく似ていますが、標語が違います。北遠支部の標語は、「たき火 たばこに注意」。「たばこ」と「たき火」の順番が逆です。

Shizuoka7  そして、その下には「長野県」の文字が!おお、やっぱり長野県じゃん!じゃあ、静岡県はどこ?

 「山火事注意 小さな火“まさか”がおこす山の火事 静岡県」。

 …というわけで、「どこからが長野県?どこまでが静岡県?」かは分かりませんでしたが、「纏リスの森」は、静岡県から長野県、長野県から静岡県へと広がっていました。

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2010年9月19日 (日)

物流の古道「青崩峠」の石仏たち

Nobotoke7  「峠」とは、「手向け(たむけ)」が転じた言葉と紹介したことがあります。旅行者が道中の安全を祈り、路傍の神々に榊などの枝を「手向け」たところから、「たむけ→とうげ」となったとの説です。

 遠州と信州との国境「青崩峠」にも、3体の石仏が佇んでいます。向って右から「馬頭観音」「地蔵尊」「聖観音」と思われますが、「聖観音」には「有縁之霊」と刻まれていますので、実際にこの峠道で倒れた旅人の供養のために建てられたものかも知れません。

Kodo5  また、「馬頭観音」は、この峠を旅人だけではなく、重い荷を負った馬が往来した証。「青崩峠」登山道の入口に立つ「塩の道」の看板には、荷を乗せた馬と馬方のイラストが描かれ、「物流の古道 荷負う馬方衆のうたう、風雅な追分節に美しい鈴の音が、往時を偲ぶ塩の道。」との解説が添えられています。

 かつては、山の鞍部、つまり最も低い所を歩いて越した峠ですが、新たな交通路として峠の下にトンネルを掘ると、便利さとの引き換えに旧道は補修工事もなく廃れて行きます。

 徒歩の時代の主要街道の「青崩峠」も、今や越す人も少ない「古道」とされ、歴史の彼方に忘れ去られようとしています。

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2010年9月15日 (水)

国と国とを結ぶ「塩の道」―国境の峠「青崩峠」

Aokuzuretouge4  県境いうよりも、かつては国境の峠であった「青崩峠」は、静岡県の文化財史跡に指定されています。現地には、その解説板が立ち…

 静岡県指定史跡 青崩峠 海抜1082メートル 平成8年3月12日 静岡県指定文化財史跡

 青崩峠は、遠州と信州の国境にあって古くからある信州街道(秋葉街道ともいう)の峠である。

 この道は昔から海の幸や山の幸が馬や人の背によってこの峠を越して運ばれたことから「塩の道」ともいわれている道である。

 また、戦国時代、武田信玄の軍勢が南攻のためこの峠を越えたと伝えられ、近世には多くの人々が信州、遠州、三河の神社、仏閣に参詣するためにこの峠を越した。

 近代においては可憐な少女達が製糸工女として他郷で働くために越した峠でもあり、多くのロマンと歴史を刻む峠である。 

 平成10年3月1日 水窪町教育委員会

Suijunten1  元亀3年(1572)10月、最強と言われた武田信玄率いる甲斐の軍勢25,000人が風林火山の幟を押し立て、京を目指してこの峠を越えて行ったと伝えられ、古道には「武田信玄公腰掛岩」もあります。同年12月、「三方ヶ原の戦い」で家康軍を粉砕し、翌年(1573)4月には三河に侵攻しましたが、持病が悪化。4月12日、軍を甲斐に引き返す途中、三河街道上で倒れました。享年53。

 そんな歴史を秘めた「青崩峠」には「水準点」標石も。しかも、明治17年(1884)に設置された「一等水準点」とのこと。国道152号の未通区域となっていますが、かつての国と国とを結ぶ「塩の道」は、「三遠南信自動車道」の夢へと続きます。長年の悲願を感じずにはいられませんでした。

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2010年9月14日 (火)

1歩踏み出せば、そこは長野県―「青崩峠」

Tizu5  青崩峠は、静岡県浜松市天竜区と長野県飯田市の間にある標高1,082メートルの峠である。国道152号の点線国道区間で未通区域となっている。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

 国道152号を天竜川沿いに北上し、佐久間町大井から水窪川沿いに東進。城西地区を通り、水窪に入り、水窪に入るとすぐに見つかる大きなイラストマップ看板の中では、「青崩(あおくずれ)峠」の下に赤い「○に×」。おやおや、これは、車両通行禁止の表示です。せっかく、行ってみようと思ったのに…。

 車がダメなら、歩けばいいじゃん!

Gareba3 「○に×」など物ともせず、水窪川の支流・翁川沿いに北上。この先、国道474号となる「草木トンネル」の手前で右折。「さば地蔵」「足神神社」「しっぺい太郎の墓」「木地屋の墓」を過ぎ、舗装道路が途切れる位置に、遠信古道「塩の道」の登り口があります。

 さあ、登ってみましょう!

 石畳の林道は、つい先ほどの雨で濡れて滑りやすい状態。すぐに出会う「武田信玄公腰掛岩」を左手に見て、かなりの傾斜の山道を進むこと約20分。やがて、「青崩峠」の標識が見えて来ました。ここが、標高1,082メートルの県境!1歩踏み出せば、そこは長野県です。

Nagano6 峠付近の地質構造は、中央構造線による破砕帯となっており、山腹に広がるむき出しになった青い岩盤から峠の名が付けられた。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

 長野県側の階段を少し下ると、「青崩」の名前の由来となった青い岩盤のガレ場も確認できます。また、熊伏山への登山道を少し登ると、現在は飯田市に編入されたかつての南信濃村の山々が見えます。真ん中のV字谷を、一旦途切れた国道152号が通っているはず。林道入口に建てられた看板には、「糸つむ乙女の望郷峠」の表示もありました。

 峠を吹き抜ける風に秋の気配と、製糸工場の職工として山を越えた乙女たちの哀愁を感じながら、再び静岡県へ。

 「青崩峠」は、「新・浜松の自然100選」にも指定されています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。浜松公園緑地協会本部(053-411-6687)ほかで販売しています。

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2010年9月 7日 (火)

ふるさとものがたり天竜「光明の二本杉」より

Nihonsugi6  むかし、むかし、信濃の国の諏訪大明神の氏子たちは、霊験あらたかな大明神の神威を広めようとして、その分霊を小さな祠におさめて、天竜川に流した。
 祠は天竜川の荒波に乗って、流されていった。そのうちの一つが、遠江の国、光明の船明(ふなぎら)のところで、天竜川につき出た岩の上に打ち上げられて、とまった。
 船明の村人たちは、それを見つけて、
「おお、これはありがたい神さま……。」
「諏訪さまの分霊じゃな。みんなでおまつりするべえ。」
と、相談がまとまり、その岩の上に立派な社を作って、諏訪神社としておまつりした。

 ある時、ここを通りかかった行基菩薩が、
「ああ、くたびれた。ひとつここいらで、腹ごしらえをしよう。」
と言って、その社の参道に腰をおろして、弁当包みを広げた。が、箸がない。
 それを見ていた村人が、
「お坊さま、ちょっとお待ちなされ。わしが今、箸を作ってあげますで。」
 そう言って、かたわらの杉の小枝を折り、鎌で器用に箸を作って差し出した。
「おうおう、ご親切に。」
 行基菩薩は、村人の作ってくれた箸で、弁当を食べながら、
「ここは良いところじゃが、水には悩まされそうじゃのう。」
と、一人ごと。
 やがて食事を終えた行基菩薩は、村人の作ってくれた杉の箸を、かたわらの土に差して、次の地へと旅立って行った。

Suwajinja2  行基菩薩の差したその箸は、やがて根付き、どんどん大きくなった。
 そして幾たびかの天竜川の洪水にも、びくともせずに成長して、現在では天竜市の名木の一つになっている。
「大水が出ても流されないのは、神さまが宿っているからじゃ。」
と、だれかが言い出して、いつのころからか水難よけの御神木として、あがめられるようにもなった。
 行基菩薩の使った箸が根付いたこの大杉は、『光明の二本杉』または、“光明の鳥居杉”と呼ばれ、今なお、船明諏訪神社の元参道跡に、ゆうゆうとそびえ立っている。(「ふるさとものがたり天竜・第3章光明地区」より一部引用)

   ◆       ◆       ◆       ◆

 現在では、「船明の二本杉」の名前で知られるこの杉については、『光明村誌』に「参道入口堤上に数百年を経た老杉が二本あり、水災難を祈請する神木として知られている」と記されているとのこと。「光明村」とは、明治22年(1889)~昭和31年(1956)にあった自治体名です。

 二本杉は、昭和52年(1977)に完成した「船明ダム」建設に伴なう道路のかさ上げ工事により、幹が数メートル埋められています。樹齢は300年と言われていますので、行基菩薩の逸話は、もちろん創作。ただ、本来は諏訪神社参道入口の御神木であったのは間違いなく、諏訪神社は、現在でも「船明ダム運動公園」の南側に鎮座しています。

 「船明の二本杉」は、「新・浜松の自然100選」に指定されています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。浜松公園緑地協会本部(053-411-6687)ほかで販売しています。

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2010年9月 6日 (月)

スーパー林道を行く④八尺坊

Chomeishi4  現在のスーパー林道と秋葉古道は、あちらこちらで交差しています。その交差点の1つに「八尺坊」の看板が。「八尺坊」と言えば、秋葉山の奥の院だったと言われる霊場。

 八尺坊

 古より秋葉山奥の院の本尊だったが、正徳三(一七一三)年二月に田中藩主内藤信輝の宿願により焼津市花沢の法華寺へ移された。徳川信康が八尺坊であるとの言い伝えもあり、その旧跡に小祠が建つ。四月最終日が例祭日。 中村 育男 近藤 饒

Wakimizu8  そうと分かれば、登ってみない手はありません。道路脇に車を停めて、リュックを背負って…。

 少し登った辺りに、3基の「丁目石」が。「百二十七丁」「百三十三丁」「百三十四丁」と並んでいましたので、秋葉山からの道程の目安とされ、1丁(約109メートル)ごとに設置された石碑。127丁と言えば「109×127=13,854メートル」、134丁は14,606メートルですので、だいたい14キロ程。もちろん、別の場所から移転されたもののはずです。

Hassyakubo  参道沿いの杉林の床はスズタケの原だったはずですが、葉は食べ尽くされています。おそらく、ニホンジカの仕業でしょう。さらに進むと、水溜りが見えて来ます。山頂近くの窪地に湧いていますので、まさに小さな小さな「池の平」。小さな「池の平」を過ぎて、山道を進むと、ところどころに「八尺坊」を示す道標が現れます。

 道を間違えずに進み、天神山山頂に向かっての最後の登り。着きました。ここが、「八尺坊」跡です。小さな祠は低い石積みの上に建ち、「信康」の名が刻まれた石も祀られています。ここが、かつての秋葉山奥の院。現在の奥の院は佐久間町大萩にありますが、明治以前の奥の院は、ここにありました。

 「スーパー林道」は、「新・浜松の自然100選」に指定されています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。浜松公園緑地協会本部(053-411-6687)ほかで販売しています。

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2010年9月 5日 (日)

スーパー林道を行く③戒光院跡

Kaikoin2  2009年12月13日早朝、消失してしまった春野町豊岡山路(さんろ)の「戒光院」は、豊岡に下りる前は竜頭山の中腹にありました。元々は、「秋葉寺」から独立し、明治29年(1896)真言宗へ転派。山城国(現在の京都府南部)宇治郡より戒光院を迎え「遠州秋葉総根本道場 勝坂不動龍頭山戒光院」として誕生したのです。

 以前は、スーパー林道沿いの駐車場跡に、「勝坂不動竜頭山戒光院再建完成図」の看板が建てられていたのですが、「戒光院」消失後の現在では、再建はあり得ないというのでしょうか?それも撤去されていました。

Kaikoin5  「戒光院」跡は、スーパー林道を挟んで駐車場の向かい。坂道を少しだけ登ったところにありました。

 跡地には往時の石積みがあちらこちらに残り、「戒光院」跡を示す小さな祠が建てられているのみ。近くには、手水鉢と崩れた石の常夜灯が…。その苔むした竿部分には、確かに「戒光院」の文字が刻まれているのが分かります。

 実は、「勝坂不動尊」は、寛政10年(1798)に著された「遠山奇談」にも紹介されていました。その記述によれば…

 「さて是より五十町ゆきて奥院龍頭山葛坂不動尊。本堂三間四面惣朱ぬり 庫裏三間に四間 僧壱人僕壹人住けるが、高山ゆへ常に霧ふかければおのづからそれがために其気をうけしにや、面色(かほいろ)黄にてつねの人と異也」

 秋葉山から山住山へと続く竜頭山は、行者たちの修験の地。山門があり、本堂があり、宿坊もあったはず。「秋葉寺」から独立した「戒光院」とは、「勝坂不動尊」跡に再建されたものだったようです。敷地の広さから、熱心な信者たちを集めていたかつての伽藍の大きさが偲ばれました。「戒光院」跡は、「勝坂不動尊」跡とも呼ぶべき歴史的にも重要な遺構。ぜひ一度、お立ち寄りください!

 「スーパー林道」は、「新・浜松の自然100選」に指定されています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。浜松公園緑地協会本部(053-411-6687)ほかで販売しています。

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2010年9月 4日 (土)

スーパー林道を行く②賽の河原

Sainokawara1  水窪の「池の平」に水が湧いたとのニュースが流れてから、1ヵ月とちょっと。あの時、「新宮池」のある春野町和泉平で聞いた話では、「桜ヶ池の龍神が諏訪湖に帰る時には、新宮池でも休息するんだけど、スーパー林道の『賽の河原』にも水が湧いて…」。

 …というわけで、気になっていた「賽の河原」に寄ってみました。

 賽の河原

 欅や杉木立に囲まれた窪地に苔むした積み石が十塔ほど点在し、夭折した幼子や水子の苦しみを救済するための地蔵菩薩二体と不動明王一体の石像が祠に安置され河原を見守っている。不動明王の舟形の刻銘から、佐久間町上平山の片桐家と太田家の先祖が願主であることがわかる。 中村 育男 近藤 饒

Hokora5 もちろん、スーパー林道脇に、この木製の看板が建てられていたのは知っていました。内容も読んではいたのですが、道路際の水の流れが「賽の河原」だと勘違い。流れに沿って遡ってみると、やや開けた窪地があり、そこには看板に書かれた通り、石が積み上げられています。左手を見上げれば小さな祠があり、中には地蔵尊2体と不動明王像1体が祀られ、ここが、秋葉古道「賽の河原」です。

 「賽の河原」は、寛政10年(1798)に著された『遠山奇談』にも紹介されていました。その記述によれば…

 「又其あたりに西の川原といひつたへて石塔七つほどありしが、ふゞきの雪に閉られたるか、蛭虻乾責られて身まかりなどするものあらばこゝに葬となん」

 「西の川原」と言うのが「賽の河原」のこと。秋葉山への途上で倒れた参詣者を埋葬した場所として紹介されています。「ふゞき=吹雪」や「乾=渇き」で倒れるばかりか、蛭(ひる)や虻(あぶ)にも悩まされた様子。確かに、現在でもこの辺りの虻は難敵ですが、大袈裟に言ったとしても死に至るほどではありません。

 とにかく、本願寺再建の用材を求めて、南信州の遠山まで出かけた僧の紀行文『遠山奇談』には、こう記載されているようです。

 さて、龍神休息に欠かせない肝心な水ですが、「池」とまではいかず「ぬかるみ」程度。しかし、ここに湧いた水が細い流れとなって、スーパー林道の下を横切る沢となっているところを見ると、確かに湧いてはいるようです。

 もしかしたら、1ヵ月前には、もう少し豊かな水を湛えていた可能性はあります。すぐに確認に来ればよかったのですが…。お地蔵様は、「賽の河原」に水が湧き、龍神が休息する様子をにっこり笑顔で見ていたのかな?

 「スーパー林道」は、「新・浜松の自然100選」に指定されています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。浜松公園緑地協会本部(053-411-6687)ほかで販売しています。

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2010年9月 3日 (金)

スーパー林道を行く①一杯水

Ippaimizu0  スーパー林道沿いの秋葉古道「一杯水」までやって来ました。ここには、天明年間(1781~1788)に愛知県新城の住人により建てられた「一はい水」の文字碑が残されています。

 この「一杯水」は、本願寺再建の用材を求めて、南信州の遠山まで出かけた僧が寛政10年(1798)に著した紀行文「遠山奇談」にも、「一盃水」として紹介されています。

 その記述によれば…

 「是まで水一滴もなし。しかるに此巌の平なる所に一盃水という麗水あり。よにもて扱ふ摺鉢やうの凹にて麗水をたたへたり。ここにて人々休息、手にむすびてのみほすに、暫して、又もとのごとく一盃にたたへ湧といへども少しもあふるることなし。此ゆへに此名あり」

Ippaimizu8  「一杯水」の名は、二本杉峠やホウジ峠に向かう山道にも「三階松の一杯水」にも見られるように、長時間歩き続ける旅人にとって欠かせない水分補給のための大切な場所。旅人にとって尾根伝いの道は安全な道なのですが、それはところどころに湧水があってこそ。

 どこかに「すり鉢状の窪地」というのがあったのでしょうけど、申し訳ありません。水筒にあった麦茶を「一杯水」とし、確認せずに先へと向かってしまいました。

 そこで、「龍山森林文化会館」の写真展にあった「一杯水」の写真を紹介します。「標石の下10m」と解説されています。やっぱ、探索すべきでしたね。

 「スーパー林道」は、「新・浜松の自然100選」に指定されています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。浜松公園緑地協会本部(053-411-6687)ほかで販売しています。

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2010年8月30日 (月)

棚田目指し心地よい汗 天竜観光協ガイド部ウオーク

Ooguriyasu  天竜観光協会ガイド部主催のウオーキングイベント「棚田の里・大栗安を訪ねて」が28日、浜松市天竜区内で開かれた。同市内外から約45人が参加し、棚田を眺め歩いて心地よい汗を流した。一行は遠州鉄道西鹿島駅からバスに乗り込み、同区大栗安へ向かった。降車後は標高約450メートルに位置する棚田を目指してウオーキング。現地では「大栗安棚田倶楽部」の鈴木芳治さん(54)の案内で棚田を見学した。

 参加者は「お米の香りがする」「素晴らしい景色」と感激した様子。盛んにカメラのシャッターを切っていた。昼食をはさんで近隣の熊地区も訪れ、街並みを味わった。(「静岡新聞」より)

 「大栗安の棚田」は、「新・浜松の自然100選」に指定されています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。浜松公園緑地協会本部(053-411-6687)ほかで販売しています。

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「そりゃあ、日本一きれいな川だからね」―気田川

Ketagawa7  「おや、錦ちゃんだ!」。国道362号を気田川沿いに走っていた私の目に、川面を覗き込んでいる男性の姿。鮎友釣りのプロ・竹内さんではありませんか?竹内さんとは、秋葉山歩きに何度も同行した仲。すぐに、車を道路脇の余地に停めて、「お~い!」。

 「あれ?斉藤さん、どうしたの?」「春野アーティスト村の開会式に寄ったので…」「ほら、あそこのブロックのところに光って見えるのが鮎。結構、いるよね。多分、放流した鮎ではなくて遡上して来た天然の鮎だと思うよ。型は小さいけど、数はたくさんいるね」。

Kaikaishiki1 確かに、体を翻す度に銀鱗を光らせるたくさんの鮎の姿が見て取れます。「今年は、7月に雨が多くて川が濁っていたので餌の苔の生育が悪く、鮎が成長することができなかったんだよ。小さいよね」「でも、気田川はきれいですよね」「そりゃあ、日本一きれいな川だからね」。

 「そうそう、また秋葉山に登りましょう!」「鮎の季節が終って11月になったら登るからね」「連絡を待っています!」。

 「気田川の清流」は「新・浜松の自然100選」に指定されている誰もが認めるキレイな川です。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。

 なお、春野の川や池に関する伝説、行事などを紹介した展示会「はるの川物語 流域の自然と伝説」が、春野歴史民俗資料館(春野図書館に併設)で、9月5日まで開催されています。こちらにも、ぜひ、足をお運びください!

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2010年8月29日 (日)

誰もが認める清流―春野を流れる気田川

Zaza7  先日、水難死亡事故が起きた気田川の堰堤、通称「ザーザー」の写真です。

 この堰堤は水田灌漑用に造られ、現在もホタル公園の取水や防火用などに利用されているとのこと。地元の人にとって「遊泳も含めて地域の財産」と言われていたのですが、とうとう「遊泳禁止」とされてしまいました。

Ketagawa7  すでに何本もの看板が立っていた辺りには、さらに新しい看板が立ち、ますます物々しい雰囲気に。

 行楽客から「子どもたちを水のきれいな気田川で遊ばせてやりたいのですが、どこに連れて行ったらいいのでしょう?」と聞かれました。さあ、あなたなら、何と答えますか?

 もう、「気田川のザーザー」とは答えられなくなってしまいましたが、「気田川の清流」は「新・浜松の自然100選」に指定されている誰もが認めるキレイな川です。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。

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2010年8月28日 (土)

蔓状の涼しげな白い花「ボタンヅル」

Botanduru6  残暑厳しい「スーパー林道」脇に、緑の葉が蔓状に下がり、涼しげな白い花が咲いていました。何だろう?写真を撮って調べてみました。

 キンポウゲ科センニンソウ属「ボタンヅル」―4枚の花弁に見えたのは、萼片とのこと。葉の形がボタンに似ているため「牡丹蔓」と名づけられたようです。よく知られた植物では、クレマチスと同じ仲間。葉柄を使って巻き付いています。

100sen  それにしても、驚くのはキンポウゲ科の多彩さ。今までに紹介したキンポウゲ科の植物は、セツブンソウ、アズマイチゲ、キクザキイチゲ、キバナアマナ、ヤマエンゴサク、トリアシショウマ、キツネノボタン…。花弁が退化して、萼片が花弁状になっているのがキンポウゲ科の特徴。植物毒として知られるアルカロイドを含んでいます。

 しつこようですが、「スーパー林道」は「新・浜松の自然100選」の指定地にもなっています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。私、杣人・斉藤が編集・制作したガイドブックです。ぜひ、ご利用ください!

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2010年8月27日 (金)

「広報はままつ」天竜区版 歴史探訪―「高根城跡」

Tekanejo  「広報はままつ」天竜区版8月20日号の「TENRYU WARD HISTORY 天竜区ヒストリー」は、「高根城(たかねじょう)跡(水窪町地頭方)」。

 高根城は、水窪の町の南東・久頭合の山頂、標高420メートルに位置しています。南北朝時代、後醍醐天皇の孫伊良(ゆきよし)親王を守るためにこの地の豪族である奥山金吾正定則が応永21年(1414年)に築いたといわれています。戦国時代に入り、Tizu この地まで権力を及ぼしていた今川氏が桶狭間の戦いによって倒れ、三河の徳川氏、甲斐の武田氏の権力が及んできました。そして永禄12年(1569年)、高根城は信州遠山郷の遠山土佐守に攻められ落城。落城後は遠江侵略を目指す武田軍の拠点として大改修が行われたと考えられています。平成5年に「整備計画策定委員会」が設置され、復元のための発掘調査を実施。現在は本曲輪部分に井楼櫓(せいろうやぐら)、主殿、城門などが復元されています。

 「高根城を囲む自然と歴史の重なる風景」は、「新・浜松の自然100選」に指定地にもなっています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。

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平成の名水大切にして 阿多古川の『百選』記念し看板設置

Meisui2  浜松市天竜区の阿多古川名水百選記念事業実行委員会は3日、阿多古川の「平成の名水百選」選定を記念した看板を地区内に設置した。

 場所は同区渡ケ島の阿多古川右岸で、坂之脇橋すぐ下流。阿多古地区の入り口に位置している。縦1メートル横10メートル、縦60センチ横10メートルの大小2枚の板を支柱に取り付けた。

 大きい上の看板にはウレタン素材を使った「平成の名水百選 阿多古川」の青色文字を接着、下の看板には白いペンキで「水辺のマナーを守りましょう」と書いて市民らに呼びかけている。支柱を含めると最大の高さは3.5メートル。川をはさんだ対岸の県道からもよく見えて目立つ。

Meisui  実行委員会の和田節男会長は「より多くの人に名水百選のことが知れ渡り、川に対する思いが深まるのでは」と期待した。

 阿多古川は同区熊地区を源流に天竜川に合流する延長22.6キロの一級河川。清流として知られ、昨年6月に環境省から「平成の名水百選」に選ばれた。

 実行委員会は阿多古川の清掃活動を行う阿多古川環境保全協議会をはじめ流域の連合自治会、小中学校、天竜文化協会、行政などで組織。市の委託を受け、今回の看板設置をはじめ市民の河川美化意識をさらに高める記念事業を企画している。(7月4日付「中日新聞」より)

 看板を見ました。冊子もいただきました。遅ればせながら、「中日新聞」の記事を紹介させていただきます。冊子では、「名水の源『熊』」「名水と暮らす『上阿多古』」「名水に触れる『下阿多古』」のイラストマップと写真、「浜松市川や湖を守る条例」や素晴らしい自然環境を紹介しています。

 当然と言えば当然―「阿多古川の清流」は、「新・浜松の自然100選」に指定地にもなっています。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。北遠へのお出かけにご利用ください!

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2010年8月26日 (木)

メタリック系の赤いフンコロガシ「オオセンチコガネ」

Oosenchikogane4  キラキラ光るメタッリク系の赤い色が鮮やかなコガネムシ―「オオセンチコガネ」とは、スーパー林道「天竜の森」で出会いました。

 こんなキレイなコガネムシなのに…。

 実は「オオセンチコガネ」は、動物の糞を食べるているのだそうです。つまり、ファーブルの『昆虫記』で有名なフンコロガシの仲間。「センチ」とは、トイレを意味する「雪隠(せっちん)」から来ているのだそうです。

 こんなにキレイなのに…。

Tenryunomori6  糞の下に深い穴を掘り、その穴に糞を詰めて産卵し、幼虫はその糞を食べて成長するのです。糞以外には動物の死骸にも集まるとのこと。

 そうとは知らず、手の平に載せて遊んでしまいました。赤の他に、青や緑の「オオセンチコガネ」もいるそうです。

 こんなにキラキラしているのに…。竜頭山で見た、ニホンジカと関係あるのかも知れません。

 「天竜の森」には、木陰に木製のテーブル&ベンチが点在し、高原のリゾートの雰囲気いっぱい。お弁当持参で出かけると、のんびりとできますよ。「スーパー林道」全体が、「新・浜松の自然100選」の指定地になっていることからも分かるように、浜松で1番自然豊かなドライブコースです。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)。

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「竜頭山」山頂の「二等三角點」標石

Sankakuten1  「竜頭山」の標高1351.6メートルの山頂には「二等三角點」標石がありました。ここで、「三角点(點)」について勉強をしておきましょう。「三角点」とは…

 「三角点」とは、「三角測量」を行う時に地表に埋定された基準点のこと。経度・緯度の基準になるのが「三角点」標石です。

Ryutozan  「三角測量」は分かりますよね?三角形の一辺の距離と二角の角度を知ることにより、他の二辺の距離を計算で求める測量法。国土地理院発行の地図に、「△」の中に「・」の記号で表示されているのが三角点です。

Ryutozan6  「一等三角点」は全国で972点。45キロ間隔で日本中を網羅しています。「二等三角点」は8キロ間隔で5056点。高さの基準になるのは「水準点」ですので、高さを測る基準点ではありません。

 それでは、国土地理院の地図でご確認ください。真ん中が「竜頭山」で、ミカンのような記号は「電波塔」。尖った三角形は「針葉樹林」です。

 「竜頭山」は、「新・浜松の自然100選」の指定地。「100選」のガイドブックは、A5判70ページで400円(消費税込)です。

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2010年8月25日 (水)

浜松の自然102カ所を紹介―「100選」ハンドブック販売開始!

Sizen100sen  浜松市緑化推進本部で募集し、市民によって選考された浜松市の自然102カ所を網羅した「新・浜松の自然100選」ガイドブックが売り出されました。

 内容は、指定地の写真と紹介のほか、アクセスに役に立つ簡単な地図や近隣の指定地などが紹介され、お出かけの時に、バッグの中に納まりとても便利。なんせ、私自身が書いてデザイン・編集までしましたので、内容には自信があります。

 冊子はA5判70ページカラー印刷で400円(消費税込)。販売は、浜松公園緑地協会本部(浜松市中区細島町10-3 電話053-411-6687)、みどり~な、美薗中央公園と佐鳴湖公園北岸管理棟の4カ所。ぜひ、お買い求めください!

2010年8月18日 (水)

「涼」を求め、龍山の「不動の滝」へ

Fudonotaki8  国道152号を天竜川に沿って北上、「瀬尻橋」を過ぎたらUターンするように大きく左折し、坂道を登って行きます。その間、約4キロ。やがて、看板と駐車場が見えて来て、窓を開けていれば、水の流れる大音響が聴こえて来ます。

 …というわけで、龍山の「不動の滝」へと車を走らせました。

 先ずは、駐車場に車を停め、観瀑の橋の上に立ち、豪快に流れて来る滝を見上げます(1枚目の写真)。そして、橋の反対側から、橋の下へ流れ落ちる滝を見下ろします。次に、青石(緑色片岩)を敷いた階段を四阿(あずまや)まで降り、32メートルの主瀑部を眺めます(2枚目の写真)。

Fudonotaki7 標準レンズのみのデジカメでは、これが限界。水量の増した今が、訪問の好機です。

 辺りの草木は、流れ落ちる水が巻き起こす風に靡き、水煙には虹が架かります。これぞ、まさしく「涼」―厳しい残暑を少しでも涼しく過ごせる場所―やっぱ、北遠の滝でしょう!

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2010年5月18日 (火)

美しい石積みは日本の景観の原点―「瀬尻の段々茶園」

Sejiri4  「静岡県棚田等十選」にも指定されている「瀬尻の段々茶園」を訪ねてみました。

 訪ねたのは、5月14日(金)。一番茶の出荷を終えて、二番茶の準備に取り掛かる時期。茶摘みの繁忙期は過ぎていましたので、茶園の所有者・藤原さんのお母さんに話を伺うことができました。

 「よその地域では凍霜害があったらしいけど、この畑は霜の被害は滅多にないもんで、今年も一番茶は順調だったやあ。4月20日頃から摘み始めて、5月3日に終わっただに」「新茶があったら、分けてくれませんか?」「申し訳ない。残っているお茶を全部ほしいという人がいたもんでね。一昨日まで残っていたんだけど…」「それは残念!二番茶を楽しみにしています」。

Sejiri9  この茶園に寄る度に考えることは、「この畑がいつ頃から作り始められ、どうやって石を集めたのか?しかも、なぜこんな傾斜地に…?」の疑問。

 しかし、この素晴らしい段々畑を見ると、日本の山の美しい景観の原点を見るような気がします。北遠の山間地は、石を積み上げるところから生活が始まります。堅固で美しい石積みの中に、山で暮らす人々の「逞しさ」を感じさせられました。(by 久保田)

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2010年5月 5日 (水)

「瀬尻の段々茶園」一番茶大詰め

Sejiri  県棚田等十選の一つとして知られる浜松市天竜区龍山町の「瀬尻の段々茶園」で4日、一番茶の茶摘み作業が大詰めを迎えた。農家が晴天の下、急峻(きゅうしゅん)な茶園でみずみずしい新茶の摘み取りに汗を流した。

 一番茶の摘み取りはすべて手作業で、新茶初取引前の4月17日に下段から徐々に開始。約2週間続いた作業も大詰めとなった。農家が段々茶園の上段部で10センチほどに伸びた新芽を手で丁寧に摘み取っていくと、茶園には「プチップチッ」と小気味よい音が響いた。

 生産者の藤原久一さん(80)が1933年ごろから石垣を積むなど整備を始め、約25年後の57年には高低差約110メートルの茶園となった。

 藤原さんは「今年は天候不順で出来が心配だったが、質の良い“山のお茶”をお届けできそう」と笑顔で話した。(「静岡新聞」より)

 既報の通り、天竜川を見下ろす瀬尻の茶園の茶摘み、かなり進んでいる様子でした。春野の川筋は、かなり遅れそうですけど…。

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2010年5月 2日 (日)

摘んだお茶を索(さく)で降ろす「瀬尻の段々茶畑」

Sejiri6  龍山町の「瀬尻の段々茶畑」と言えば、「静岡県棚田等十選」「新・浜松の自然100選」にも指定されています。そんな茶園では、今、茶摘みの真っ最中(のはず)。いくら背伸びして見上げても、下から上の様子は見えません。

 「この石を積んだのは、誰だと思いますか?それは、私の親父。少しずつ、上に積み上げていったのです」と、息子さんの藤原さん。「摘んだお茶は、索(さく)を使って降ろします。その索を動かしているのは水車です」と言っているうちに、「ほら!」。

Sejiri3 瀬尻のお茶摘みは、4月中旬から始めたとのこと。東向きの斜面は朝日を受けるため、霜の害は最小限。「山のお茶は渋みが強いでしょう?」と、お茶を1杯淹(い)れてくれました。

 一緒に出かけた「そまびとキッズ」の2人も、「おいしい~」「山のお茶って、おいしいね」「小学校で遊んでもいい?」。茶園の隣りにあるのは、正確に言えば、今は廃校の旧「龍山北小学校」跡。今日(5月2日)は「八十八夜」―たっぷりと遊んで、「さあ、次の茶園を見に行こう!」。

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2010年4月 1日 (木)

夜空彩る満開の桜、秋葉ダム湖畔 幻想的な雰囲気演出

Akihadam  浜松市天竜区の佐久間、秋葉の両ダム湖畔で、桜が満開の見ごろを迎え、ダムと桜の“共演”が訪れた市民を楽しませている。

 同区龍山町の秋葉ダム周辺は、ダムを囲むように「千本桜」と呼ばれる桜並木が約10キロほど続き、北遠地区の桜の名所として知られる。龍山観光協会は4日まで恒例の「秋葉ダム桜まつり」を開催中で、まつり期間中は午後6時から10時まで桜のライトアップを実施。桜とダムが明かりに照らし出され、幻想的な雰囲気を演出している。

 ダム湖百選にも選ばれている佐久間ダム(同区佐久間町)の湖畔でも桜が満開。深い緑の山すそに位置するダムを淡いピンク色で彩り、大勢の花見客でにぎわいを見せている。(「静岡新聞」より)

 ともに「新・浜松の自然100選」にも指定されている、浜松を代表する自然環境の地。少し遅れがちな「船明ダム湖」の桜は、どうでしょうか?4月3日にチェックに出かけてみます。

2010年1月14日 (木)

ワカサギ釣り盛期 水窪ダム

Wakasagi  本格的な冬の訪れとともにワカサギ釣りのシーズンも到来し、県内でも有数の釣り場として知られる浜松市天竜区水窪町の水窪ダム湖は、湖面に糸を垂らす釣り人でにぎわいを見せている。

 全国的にも珍しいロックフィル式ダムの水窪ダム湖は、富士五湖と並ぶ県内有数のワカサギ釣りの名所。湖は標高500メートルを超える山あいに位置するため、防寒具を着込んだ釣り客らはしちりんやたき火で暖を取りながら冬の風物詩となっている釣りを満喫した。「寒いほど釣れる」と言われるワカサギ。同所では1月中旬ごろに最盛期を迎える。

 毎年訪れるという笹本政文さん(63)=磐田市=は「水窪ダムは水がすごくきれい。ワカサギの味も抜群」と話した。(「静岡新聞」より)

 「水窪ダム湖」は、「新・浜松の自然100選」の指定地にもなっています。冬も楽しめるスポットって、なかなか貴重ですよね?昨日は、雪が降りましたか?

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2009年12月21日 (月)

「瀬尻スギ展示林」に残る「天竜美林」の面影

Sejiri4 一度、訪ねてみたいと思っていたんです。

 『JUDI都市環境デザイン会議』主催「天竜キャラバン」に同行して訪ねた「新・浜松の自然100選」の指定地「瀬尻スギ展示林」。樹高46メートルの「スギ精英樹水窪1号」そばに立つ看板によれば…

 瀬尻国有林866林班と小班―この展示林は、天竜林業の父ともいわれる金原明善翁が1888年(明治21年)に植林したもので、瀬尻国有林の中で最高の成長を示す林分です。高齢級人工林施業の参考林として展示しています。

 面積=3.04ha 樹種=スギ99%、ヒノキ1% 平均胸高直径=48.3cm 平均樹高=33m ha当り林積 ha当り本数=302本

Dsc_1350  真っ直ぐに伸びやかに育つ杉林。あの「春埜杉」の樹高でさえ43.0メートルですから、この森林の健全な生長が伺えます。国道152号を左折、「不動の滝」方向に山道を登って、登って、さらに登って…。

 手入れの行き届いていない杉林を見慣れてしまった私たちにとって、「天竜美林」の面影を残す「瀬尻スギ展示林」の美しさには感動すら覚えます。機会があったら、ぜひ訪ねてみてください!車を停めて、少しだけ歩きます。

 *「森林・林業・食害」のカテゴリーは、こちら

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2009年12月19日 (土)

童心に帰してくれる存在 諏訪神社の大クス 天竜区渡ヶ島

Suwajinja0  「ムササビの鳴き声がギャーギャーと怖かったんですよ」。浜松市天竜区渡ヶ島の諏訪神社の大クスを前に、橋本治隆さん(73)=中区萩丘=は振り返った。

 渡ヶ島出身で、神社から北西へ2キロほどの下阿多古小に通った橋本さん。境内での村芝居は楽しみの一つ。ござをしいて芝居を見ていると、大クスなどの枝から枝へムササビが飛び回った。境内には高さ10メートルに達しようかという大木が大クス以外に何本もある。

 鳥居の脇に立つ大クスは、根元にちょうど子どもが通れるぐらいの穴がある。今はカバーが掛かっているが中は空洞といい、「かくれんぼでよく隠れたものでした」

 それから60年余りが過ぎた今も、墓参りなどで通り掛るたびに立ち寄っている。大クスは橋本さんを童心に帰してくれるかけがえのない存在であり続けるだろう。(「静岡新聞」より)

 毎週金曜日に連載されている企画『この木なんの木?』です。

 みなさんは、「新・浜松の自然100選」の指定地「渡ヶ島諏訪神社のクスノキ」を見に行ったことがありますか?この鳥居脇のクスノキだけでなく、社叢全体が浜松市の文化財に指定されています。さあ、行ってみましょう!

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2009年12月10日 (木)

間伐や下草刈り―手入れの行き届いた「瀬尻スギ展示林」

Sejiri7  最近、雨が降った後、川の濁りが取れるまでに時間がかかっている―以前と比べたら、雨水による土砂の川への流入が増えているのではないか、と心配されています。

 その原因の一つがニホンジカによる食害。下草が食べ尽くされて林床がむき出しになっているのが、土砂の流出増加の原因ではないか、と言うのです。このまま、ニホンジカの増加を抑える対策を講じていかなければ、やがては山地の崩壊を招く恐れもあり、下草は土砂流出の保安として極めて重要だという理屈です。

 ところが、「間伐」と並んで山での大切な仕事に挙げられるのが「下草刈り」。さて、林床の下草は刈ってしまって良いのでしょうか?それとも、刈ってはいけないのでしょうか?

Sejiri6  林業での「下草刈り」とは、植林された杉やヒノキの苗木が、下草の陰になり枯れてしまったり、クズなどが巻きついて折れたり曲がったりするのを防ぐために行われています。植林して1年目は、地ごしらえをしたときに林床をきれいに刈り払っていますから下草もほとんど生えては来ませんが、放っておけば、2年目以降は植えられた苗木がどこにあるか分からなくなるほどになってしまいます。

 「下草刈り」は夏場の生長時期に行われますので、たいへんきつい作業です。良材を生産するためには、植え付け後5~6年目くらいまで、毎年この「下草刈り」が行われます。やがて、苗木は生長して樹高2メートルを超えるくらいになり、下草に負けることはありません。そうなれば、「きつい、汚い、危険」な山仕事も一段落。もう「下草刈り」をする必要はありません。

 後は、下枝を取り除き間伐を繰り返す時期。シカに食べ尽くされて問題になっているのは、この時期の下草です。

 『JUDI都市環境デザイン会議』の「天竜キャラバン」で出かけた『瀬尻スギ展示林』は、「新・浜松の自然100選」の指定地。明治21年(1888)、天竜林業の父・金原明善翁が植栽したスギが残る展示林は、間伐や下草刈りなどの手入れも行き届き、かつて「天竜美林」と讃えられた北遠の山を最良の状態で保ち、私たちを迎えてくれました。

 *「森林・林業・食害」のカテゴリーは、こちら

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2009年12月 5日 (土)

『広報はままつ』12月5日号―「中央構造線(佐久間~水窪)」

Kouzousen  全市版『広報はままつ』2009年12月5日号の裏表紙「空中散歩」に「中央構造線(佐久間~水窪)」の航空写真が掲載されていました。

 関東地方から九州地方まで、およそ1000キロを縦断する中央構造線。市内では、佐久間から北条峠を通って、水窪へと続いています。北条峠では、この大断層によって作られた直線状の谷や尾根を見ることができ、自然が生み出した雄大な景色は、県指定天然記念物や新・浜松の自然100選にも選ばれています。

 写真の中央やや右よりに写っている集落は、羽ヶ庄(はがしょう)でしょうか?

2009年12月 1日 (火)

紅葉を映す「気田川の清流」

Ketagawa  水窪に源流を発し、春野、龍山と流れ下る天竜川の支流「気田川の清流」―「新・浜松の自然100選」の指定地にも選ばれています。

Ketagawa4  写真は、国道362号「舟木」でのショットです。気田川の紅葉を写すには、晴れた日に対岸の彩りを水面に映すところが狙い目。「キセキレイ」も写ってはいるのですが、クリックして拡大すれば見えるかな…?真ん中辺りの「点」が「キセキレイ」です。

 もう1つのテクニックは、紅葉の裏側から透かして見える気田川を撮ります。ほらね、こんな感じ。石猫で知られた体験民宿『晴れるや荘』(053-983-2055)で撮影しました。

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2009年11月28日 (土)

神社参道の記憶を残す国道152号沿いの2本杉/天竜区船明

Funagira15  浜松市天竜区船明の国道152号を進むと、見通しのいい道路沿いの大きな2本杉に出会う。近くに住む河島秀夫さん(62)は「よく2本の間を通ってお宮さんに行きました」と懐かしむ。

 高さ32.5メートルと29メートルの2本杉は“暴れ天竜”から村を守る堤防にそびえる水防のシンボルだった。杉は川沿いに建っていた諏訪神社への参道両脇に立つ。大きな木陰には「農作業の合間にみんながよく休んでいたものでした」。ふと根元を見るとやけに細い。本来の根は国道整備で埋まってしまったらしい。

 船明ダムが完成し、諏訪神社があった場所には野球場や陸上競技場がどんと陣取る。神社はコンクリート製に建て替えられ、敷地の一角にひっそりとたたずむ。

 地元の光明小の校長を務めた河島さん。「船明環境新聞」を自作し、2本杉を取り上げた。これからも大切な地元の魅力を語り継ぐつもりだ。(「静岡新聞」この木なんの木?より)

 「新・浜松の自然100選」にも選ばれている「船明の二本杉」に関する記事です。もしかしたら、双幹かも知れないと思っていましたが、この記事の通りだとすれば、2本の杉のようですね。

 写真は、11月14日に出かけた「北遠の紅葉と巨樹・古木に出会う旅」での1コマです。

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2009年11月26日 (木)

北遠の玄関口―船明ダム湖畔の紅葉

Funagira0  季節の描く北遠の絵画は山を下り、船明(ふなぎら)のダム湖の畔まで達していました。

 暖かだった昨日(11月25日)の気温、佐久間のアメダスは午後1時に「18.2度」を記録するほどの小春日和。北遠の森林は、ほとんどが杉やヒノキの人工林ですから、全山紅葉の絶景には無理がありますが、逆に言えば、たった1本の紅葉でも、辺りを圧倒するような効果を上げることがあります。

Funagira5  若者たちのボートが浮かぶ湖の秋は、時の神が描いた一幅の絵画。絵筆に残った絵の具を、湖の水で洗ったように湖面までも色づいています。

 船明は、自然豊かな北遠への玄関口。奥座敷までは出かけられないあなたは、せめて船明、月、相津までお出かけください!

 「船明湖と周辺の緑」が「新・浜松の自然100選」の選定名でますが、新緑が魅力的なところは紅葉だってきれいです。

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2009年11月25日 (水)

自分の目で確かめよう!「白倉峡」の紅葉

Shirakura3  遠州一の紅葉の名所はどこか?―こんなアンケートをすれば、かなりの票が集りそうなのが「白倉峡」です。天竜川支流の白倉川を遡った辺り。先日、紹介した水窪の白倉川とは別で、こちらは龍山にあります。

 すでに新聞記事では「見ごろ」を伝えていた「白倉峡」ですが、やはりこの目で確かめてみないことには…、と出かけてきました。場所は分かりますよね?国道152号を水窪町西川(さいがわ)で左折して走ること約5キロメートル。小さな滝が連なる沢が続き、紅葉はそろそろ終りに近づいています。

 写真を撮るなら「金山の滝」。手前に色づいたモミジを配し、小さな滝を入れ込んで撮ります。つまり、こんな感じ。あなたも、ぜひ、カシャ♪とシャッターを押してみてください!

 「白倉峡」は「新・浜松の自然100選」の選定地。あなたも、自分の目で確かめてみないことには…。

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2年ぶりです。明神峡の紅葉

Myoujinkyou8  北遠一の紅葉の名所「明神峡」―昨年は、県道389号水窪森線が土砂崩れのために通り抜けができませんでしたので、2年ぶりの紅葉狩りとなりました。

 「明神峡」は、春野町勝坂(かっさか)から水窪町門桁(かどげた)に至る、気田川沿いの約5キロメートルの渓谷。色づきは山の斜面を下り、11月23日の紅葉は、すでに気田川の河岸近くまで下りて来ていました。

Fuyuichigo4 紅葉が楽しめるのは、あと少し。2年ぶりの紅葉を楽しむなら今週末までかな?まだ、出かけていない人は、ぜひ「出かけよう!北遠へ」。「明神峡」は、もちろん「新・浜松の自然100選」の指定地です。

 *「明神峡」の紅葉写真がイマイチでしたので、真っ赤な「フユイチゴ」の写真で勘弁してください!こちらなら、まだまだ見ることができます。

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2009年11月18日 (水)

力強さに感動―「自然100選」の「春埜杉」

Daikouji2  「新・浜松の自然100選」を訪ねるバスツアー。11月14日に開かれた第1回「巨樹・古木に出会う旅」の参加者たちは、「北浜の大カヤノキ」→「渡ヶ島諏訪神社のクスノキ」→「船明の二本杉」→「下百古里の将軍杉」→「新宮池」と巡り、春野町花島の春埜山大光寺に着きました。

 参加者たちは紅葉のドウダンツツジを眺めながら鳥居をくぐり、大光寺の境内へ。「さあ、見てください!あれが、春埜杉!」「おう~!」。「遠いところを、よくいらしてくださいました」と、池山住職が笑顔で迎えてくれました。

 「春埜杉」を見下す場所に「自然100選」の記念碑を立て、住職から「春埜杉」の話を聞かせていただきましたが、10月30日付「静岡新聞」朝刊「この木なんの木?」に「巨大な姿で感動与え」とのサブタイトルがつき「春埜の“大杉様”」が紹介されていましたので掲載します。

Harunosugi9  「力強い生命感を感じます」。浜松市天竜区春野町の春埜山大光寺の池山達雄住職(64)は、境内で圧倒的な存在感を放つ大杉「春埜杉」を見上げた。

 標高800メートルにある春埜杉は推定樹齢1300年。幹回り18メートル、高さは41メートルに達し、ふもとの森町からも見えるほど。しんしんと雪が降る日は水墨画のような世界を出現させ、夕日が沈む時にはまるで後光が差したように輝く。

 大光寺の跡取りとして生まれた池山住職。近くの山道は3年前に舗装されたばかり。子どものころは狭い山道を駆け回り、25年前に住職を継いでからはバイクが活躍した。帰りはいつも“大杉様”が迎えてくれた。

 「大杉様が過ごした1300年に比べれば人生なんてほんの一瞬。毎日感動をもらって生きています」。春埜杉は今日も多くの参拝者に元気を与えている。(「静岡新聞」より)

 「感動」―もう何回も見ている「春埜杉」が与えてくれるのは、毎回新たな「感動」です。「おう~!」と叫んだ参加者たちの言葉にならない声に込められたものも「感動」。「一度、春埜杉を見た人は、必ずまたここに帰って来ますよ」と、これは私のかけた言葉。「連れて来てもらってありがとうございました」「一度、見たいと思っていた春埜杉にやっと来ることができました」と、これは帰りのバス内で書いていただいた感想です。

 「春埜杉」―こんなに力強い巨樹・古木があることをまだ知らない人がいたら、ぜひあなたから話してあげてください!そして、足を運ぶことをお勧めください!老若の区別なく、誰が感動するはずです。ねっ、そうでしょう?

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2009年11月17日 (火)

「自然100選」ツアー―「下百古里の将軍杉」

Shogun7  「新・浜松の自然100選」を訪ねるバスツアー。第1回「巨樹・古木に出会う旅」が開かれたのは11月14日(土)。参加者45人を案内して「下百古里(しもすがり)の将軍杉」を訪れました。

 ちょうど、前日(13日)の「静岡新聞」朝刊「この木なんの木?」に掲載されたのが、「皮は兵士の“お守り”」とのサブタイトルがついた「下百古里の将軍杉」。新聞を切り抜いて持参した人もいて、バスの車内でも記事の内容が話題になりました。

 …で、その内容は…

 「弾よけになるって言って、たくさんの人が皮をとっていったよ」。浜松市天竜区横川の小木茂保さん(81)は、下百古里の集落のど真ん中に陣取る大杉「将軍杉」を前に、少年のころを振り返った。

 武速(たけはや)神社境内にある将軍杉は樹高39メートル、幹回りは10.6メートルの威容を誇る。「将軍」の名は797年、坂上田村麻呂が蝦夷遠征の戦勝祈願に立ち寄り、食事を取った後で挿しておいたはしが根付いたという伝説に由来する。

 伝説にあやかってか、戦時中は出征前の軍人やその家族が願を掛けに訪れ、将軍杉の皮をお守りとして持ち帰った。日中戦争のころにはてっぺんに登って日の丸の旗を立てた人もいた。

 地元では“すがりの大杉”と呼ぶ。雪の重みで枝が折れたり雷が落ちたりしたが、戦後、小木さんが願うのは一つ。もう二度と“お守り”にはなりませんように―。(「静岡新聞」より)

 「自然100選」の指定地は、豊かな自然であるばかりでなく、地域の歴史やさまざまな思い出が刻まれた地でもあります。この双幹の大杉が、参加者の心に刻んだのは、どんな思いだったのでしょうか?

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2009年11月16日 (月)

「自然100選」の地「渡ヶ島諏訪神社」で思う

Suwajinja1  第1回「新・浜松の自然100選」ツアーは11月14日。45人の参加者は前夜来の雨の中、浜松駅前でバスに乗り込み国の天然記念物「北浜の大カヤノキ」に立ち寄り、「渡ヶ島諏訪神社」へと向かいました。

 「自然100選」では鳥居の右脇の最大木クスノキが指定されましたが、「渡ヶ島諏訪神社の社叢」全体は市指定の天然記念物。境内にも、昭和62年9月21日旧天竜市が文化財(天然記念物)に指定したことを知らせる看板が立っていました。

 面積が25アールからなるこの社叢は、クスノキ10本、シイ1本、タブノキ1本、スギ13本、ヒノキ1本、ムクノキ2本からなる林です。神社拝殿に向かって左側の目通り4.8mのクスノキと目通り3.4mのムクノキが合抱樹となっており、県下でも珍しいものです。また社叢内の地表を被うヤマアイの群落は、県西部で最大級です。

Suwajinja3  「こういう森が少なくなったのよね」「そうね。私たちが子どもの頃には、屋敷林とか鎮守の森とかあったものね」。と、これは参加者同士の会話。

 おそらく、開発や杉・ヒノキの人工林化が進む前の原生林の面影を残しているのが「渡ヶ島諏訪神社の社叢」 。私たちの周りの森林の一部を、本来あったであろう姿に戻すことが必要であるならば、「渡ヶ島諏訪神社の社叢」 は大切なお手本となります。

 「新・浜松の自然100選」は、「ほったらかしで良い」わけではありません。市民みんなの手で守り、みんなの力で復活させて行かなくてはなりません。そんな取り組みの必要性を感じながら、「自然100選」の指定地102ヵ所をお訪ねください!私たちの近い未来、遠い未来の自然や環境ためにも、みんなの知恵と力を結集しましょう!

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2009年11月15日 (日)

第1回「自然100選」ツアー―「新宮池」で記念碑設置

Hyoshiki3  「新・浜松の自然100選」ツアー(主催:浜松市緑化推進本部)の第1回は、「北遠の紅葉と巨樹・古木に出会う旅」。「北浜の大カヤノキ」→「渡ヶ島諏訪神社のクスノキ」→「船明の二本杉」→「下百古里の将軍杉」と人気の巨樹・古木を訪ねて回り、春野町和泉平の「新宮池」に到着しました。

Shinguike1  「新宮池」でのイベントは「自然100選」の記念碑を立てること。昼食前に池の畔に穴を掘り、記念碑を立ててスコップで代わる代わるに土をかけて固定。完成したところで、45人の参加者全員でカシャ♪と記念撮影をしました。

 「この池には竜蛇の伝説が残されています。その昔…」とお話を聞いていただいた後、各自持参のお弁当で昼食。程好く色づいたカエデ越しに見える「新宮池」にはジュンサイが浮かび、食後に池を一回りしたり、新宮神社の石段を登ったり…。大きな鯉が餌を欲しがって寄って来ました。

Shinguike8 さて、「自然100選」の記念碑はヒノキの間伐材で作ったもの。防腐剤を注入してありますから、10年くらいはもつと思います。あえてコンクリートや金属にしなかったのは、自然を大切にしたい気持ちから。腐っても大丈夫。その時には、また立て直します。今度、「新宮池」に寄られた時には、ぜひ確認してくださいネ。「自然100選」記念碑第1号は、2009年11月11日12時25分、「新宮池」に立ちました。

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 ●「新宮池」は春野町和泉平(いずみだいら)の山頂668㍍にあり…
 ●「新宮池」を過ぎ、「春埜山」に向う途中…
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 ●「新宮池」に到着する最後のコーナー。「和泉平(いずみだいら)」の道路脇…
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2009年11月14日 (土)

さっき撮ったばかりの紅葉情報―「新宮池」と「春埜山」

Shinguike5  最新の紅葉情報―今日(11月14日)の「新宮池」と「春埜山」。「新・浜松の自然100選」を巡るツアーの添乗で出かけた春野町の雨上がりの紅葉です。

 午前9時の出発の時には大雨に降られましたが、「北浜の大カヤノキ」→「渡ヶ島諏訪神社のクスノキ」→「船明の二本Harunosan0杉」→「下百古里の将軍杉」→「新宮池」→「春埜杉」と一度も雨に降られることはなく、それどころか「春埜杉」では青空を拝むこともできました。

 で、ツアーの報告は後日に譲るとして、先ずは紅葉情報。「はるの産業まつり」にお出かけのついでに、ぜひ「新宮池」「春埜山」にもお立ち寄りください!

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迫力満点―「春埜杉」をグルリと回る

 さて、今日は、「新・浜松の自然100選」を訪ねるバスツアーの添乗。45人の参加者と一緒に「春埜杉」を訪ねます。今回が「100選」ツアーの第1回。私としては、是が非でも北遠の巨樹・古木をご案内したいと思っていましたので、迷わず「春埜杉」を選びました。

 出発前の大サービス。「春埜杉」の写真をグラフでお見せします。木の周囲をグルリと回り、普段見ることのできない迫力満点の表情をご覧いただけると思います。いかがでしょう?

 それでも、本物はこんな写真の比ではありません。やっぱり、現地に行って見て、触れて、感じてほしいなあ~。

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2009年11月11日 (水)

春野の紅葉情報―「大光寺」と「新宮池」

Daikouji5  春野らしい紅葉情報―あの樹齢1300年と伝えられる「春埜杉」の聳える「大光寺」の紅葉はどうでしょうか?

 「春埜杉」を背景にした参道のカエデが色づきを増していました。カエデの背景に透けて見えているのが「新・浜松の自然100選」に選定されている「春埜杉」です。

 まだ、まだ緑色のままの葉がありますので、見頃のピークはもう少し先になるかも知れません。

Shinguike2  じゃあ、「新宮池」はどう?はい、「新宮池」も「新・浜松の自然100選」の選定地。こちらの紅葉は、この程度。池の水面に色づき始めた木々が映り込み、何だか得したみたい。

 今週末の11月14日、「100選」選定地を巡るバスツアーの第1弾「北遠の紅葉と巨樹・古木に出会う旅」に添乗して「新宮池」と「春埜杉」に出かけます。天気予報は「曇り時々雨」。少々心配な紅葉情報です。

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2009年11月 5日 (木)

水窪ダム湖周辺の紅葉情報が届きました。

 アスカパソコンスクールから、さらに紅葉の情報が届きました。11月3日には、山住神社からスーパー林道の終点、ロックフィルの水窪ダム湖に向かったようです。

 「山住神社のスギ」「野鳥の森(水窪)」「水窪ダム湖と周辺の緑」は、いずれも「新・浜松の自然100選」の選定地。この辺りの紅葉は、かなり進んでいる様子です。今週末は、一番の見ごろになりそうですよ。

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2009年11月 4日 (水)

東栄町側から見た「佐久間ダム湖」の紅葉

Sakumako3  「佐久間ダム湖と周辺の緑」―これは、「新・浜松の自然100選」に選ばれた「佐久間湖」の指定名称です。

 写真は、佐久間ダムを渡る「長野県道・愛知県道・静岡県道1号飯田富山佐久間線」で愛知県北設楽郡東栄町側から見た「佐久間湖=佐久間ダム湖」。先日の雨で水が少し濁ってはいましたが、堆砂を浚渫する船が浮かんでいます。これも、ダム湖の新しい風景なのかも知れません。

 その向こうが、佐久間町の山々。一番奥にのぞいて見えるのが「矢嶽山」?。だとすれば、夏目さんの故郷、羽ヶ庄(はがしょう)から見慣れたあの山の後姿ということになります。

Sakumako1  ほとんどが杉やヒノキの人工林ですが、山頂近くと所々に残る広葉樹が色づいて見えます。昨年の同時期に比べると、紅葉の進行は少し遅くなっているようですね?これも温暖化の影響でしょうか?

 下の写真は、佐久間町側から見たダム湖の風景。台風18号の風に煽られ、紅葉する前に葉を振るい落とされてしまった木もあるようです。

 …ということで、今年の紅葉はイマイチかな?

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2009年11月 2日 (月)

「何か話しているみたい。昔の話かも知れない」春埜杉

Harunosugi3  すでに何度も訪れている「春埜杉」―今回は、仲の良い小学生「そまびとキッズ」たちと一緒に出かけました。

 以前から「春野町にね、春埜杉っていう大きな杉の木があってね、枝がガーッと広がっていて、ものすごく力強いって言うか、神さまみたい」と話していました。「行ってみたい?見てみたい?連れて行ってあげようか?」。

 しばらくして、お母さんから電話が入りました。「本当に連れて行ってもらえるんですか?」「もちろん。約束したから」と言うわけで、Let's go to Haruno-sugi!

 お寺の(山門ではなくて)鳥居をくぐり、「春埜山大光寺」の境内へ。早く子どもたちの驚く顔が見たくてはやる気持ちを抑えながら、杉の巨木の連なる参道を抜け…。「さあ、これが春埜杉だ!」「おー!」。

 子どもたちの反応は素直です。「触ってみたい!触ってもいい?」「苔が柔らかいし、温かい感じがする」「何歳なの?え~、1300歳?」「何か話しているみたい。昔の話かも知れない」。

 「さあ、帰ろうか?」「まだ、帰りたくな~い」。

 人それぞれに、それぞれの印象を与えてくれるのが巨樹「春埜杉」。「いつか、必ず、またここに帰って来たいね」「うん。きっとまた来る!」。そんな気持ちにさせてくれるのが、「新・浜松の自然100選」に選ばれた「春埜杉」の魅力です。

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2009年10月16日 (金)

読めますか?「下百古里の将軍杉」

Shogunsugi  「下百古里の将軍杉」に行くには、国道362号「只来トンネル」を抜けすぐに右折し、またすぐに左折し「百古里川」の橋を渡り、山道を道なりに進むと「武速神社」境内に立つ2本の大杉が見えてきます。

 さて、読めましたか?

 すべて読めれば、あなたは「北遠通」。読めなければ、ここで覚えてください!答えは、次の通りです。

 「下百古里」=「しもすがり」
 「只来」=「ただらい」
 「百古里川」=「すがりがわ」
 「武速」=「たけはや」

 地元の人以外では、まず読めないでしょうね?

 延歴16年(797)、蝦夷征伐に向かう道すがら、征夷大将軍坂上田村麻呂が勝利を祈願したと伝えらるのが、ここ「武速神社」で、その時に挿した箸が根づいて育ったのが、この「将軍杉」だと言われています。

 つまり、「将軍」というのは、「乃木将軍」でもなければ「徳川何某」でもありません。ましてや、北の国のあの「将軍様」などとはまったく関係ありません!「箸が育って二本杉となった」という話は、「二本杉峠」の言われと同じです。

 離れたところから撮った写真が多かったので、今回は下から見上げてみました。この方が、迫力満点!道は分かりやすいし、山里の集落にもマッチした光景ですので、ぜひ一度お出かけください!

 浜松の豊かな自然―「新・浜松の自然100選」に選ばれています。

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2009年10月14日 (水)

鏡のような水面―台風一過の「新宮池」

Shinguike  秋の「新宮池」の写真です。池一面だったジュンサイが台風で流され、水面に青空が映り込み、キレイな「新宮池」が撮れました。

 そして、もう1枚。池の周りに立つ大杉と「新宮神社」の夏祭りの「舟屋台」に使われる舟を納めた小屋。鏡のような水面に、その景色が映っています。

 さて、ここで問題です。この写真には、どこかに間違いがあります。さて、それはどこでしょう?

Sakasa  この「間違い探し」の問題、分かりましたか?これが分かれば、あなたも「春野通」。どこか変ったところに気がつきませんか?はい、正解は…。

 実は、2枚目の写真は天地を逆さまにしたものです。気づきませんでしたか?水面に映る周りの景色があまりにもキレイだったので、写真をひっくり返してみたのです。だから、下の池だと思えるところが地上、上の地上に見えるところが池だったのです。

 池には大蛇が住んでいると言われていますが、この日は出てきませんでしたので、文字通り「鏡のような水面」に出会うことができました。こんな「新宮池」に出会うのは久しぶり。台風一過の残したもの。山里には、こんな景色が残されていました。

 ●「新宮池」は春野町和泉平(いずみだいら)の山頂668㍍にあり…
 ●「新宮池」を過ぎ、「春埜山」に向う途中…
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2009年9月27日 (日)

「新・浜松の自然100選」―「船明の二本杉」

Funagira   「新・浜松の自然100選」北遠版としては、一番立ち寄りやすいところかも知れません。国道152号沿い、船明(ふなぎら)ダムのすぐそばに立つのが「船明の二本杉」です。

 かつては、諏訪神社の参道入口に立っていたとのこと。杉が動いたのではなく、昭和52年(1977)に完成した「船明ダム」工事によって道路がかさ上げされたのです。そのため、船明の集落はずい分低くなってしまいました。となると、樹齢300年と言われる二本杉も、数メートルは下まで地上に出ていたはず。現在は2本の別々の木のように見えますが、元は1本の杉の木だったのかも知れません。

 この「二本杉」は、ただの2本杉ではありません。天竜川の畔に立ち、災害除けの神木として崇拝されていたのだそうです。 

 目印になっている「船明ダム」も「船明ダム湖と周辺の桜」として、「100選」に指定されています。来春の桜の季節にぜひお出かけください!

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2009年9月25日 (金)

「新・浜松の自然100選」―「稚児の滝」

Tigonotaki  国道152号の道の駅「花桃の里」の駐車場奥を曲り、山道を約5キロ進むと「稚児の滝」にたどり着きます。途中、舗装道路が途切れる辺りから、少し不安になってきますが…。

 駐車場からの歩道は整備されていますので、すぐに滝が見えてきます。

 その昔、光明寺に美しき稚児あり
 賢明にして修行したるも 
 長ずるに及び煩悩脱却し得ず 或夜不動夢枕に立ち
 「汝悩みを去らんと欲せば
        我が泉下の修行せよ」と
 滝のほとりに消え去りぬ
 稚児滝を求めてここに至り
 行じて後大成す

 滝のそばに立つ看板の説明書き。滝の脇には不動明王の石像が祀られています。要するに、この滝も「不動の滝」―修験道の行者たちの滝行の場だったのでしょうか?

 滝の高さは15メートル。上部で2分された流れが、再び1つになって流れ落ちています。ここも、浜松の豊かな自然―「新・浜松の自然100選」に選ばれています。

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2009年9月23日 (水)

豪快な流れと響き渡る水音「龍山の不動の滝」

Fudonotaki81 「不動の滝」は各地にありますが、 「新・浜松の自然100選」に選ばれたのが「龍山の不動の滝」。国道152号を左折、瀬尻の山道を登って行きます。「滝だというのに、こんなに登っていいのだろうか?」と不安に感じるくらい登ると、やっと「不動の滝」に行き着きます。

 この間、約4キロのドライブ。滝周辺は公園として整備されていますので、駐車場もあります。

 滝の音が聴こえたら、先ずは見下して見てください。ほら、見えたでしょう?頭上からはるか足元へと落ちていく滝を、観瀑台の上から見るという珍しい滝。総落差100メートル以上、何段にもなって流れ落ち、主瀑部は32メートル。

 次に遊歩道を降りてみましょう。遊歩道の終点には四阿(あずまや)があります。今度は、主瀑部を見上げることができます。どうですか?すごい迫力でしょう?

 豪快な流れと響き渡る水音。振り返れば、遥か下に天竜川の流れも見える絶景です。

 ぜひ、お出かけください!

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2009年9月14日 (月)

懐かしい風景「やんぞうこんぞう」色付く

Yanzokonzo  遠州地方の方言。「イヌマキ(犬槙)」のことは「ほそば」と言い、「イヌマキの実」を「やんぞうこんぞう」と言います。

 「イヌマキ」は、マキ科の常緑高木。庭木としても栽培されていますが、遠州地方の冬の強い北西風「空っ風」を防ぐため、屋敷やミカン畑を囲む生垣として多く見られます。地元では、「イヌマキの生垣」とは言わず「ほそば囲い」。この「ほそば囲い」のおかげで、冬の農閑期の仕事、縄をなったり、餅を搗いたりが庭先でできるのです。

 その「イヌマキの実=やんぞうこんぞう」が赤らんで来ました。形は雪だるまのようで、「弥蔵が小僧を背負っている」ように見えるところから、その名がついたとも言われています。となると、赤い果托が「弥蔵」で、白い粉がふいている套被で覆われた果実が「小僧」?

 食べられるのは赤い「弥蔵」の方。「美味いか?」と聞かれると「…」。昔の子どもたちが食べたものなんて、この程度のものだったのです。わずかに感じる「甘味」が、とても嬉しかった思い出があります。

 「遠州のほそば(イヌマキ)囲い」は、「新・浜松の自然100選」にも選ばれています。きっと、記憶に残る「やんぞうこんぞう」の懐かしいほのかな甘味も、「100選」に選ばれた理由になっていることでしょう。

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2009年6月10日 (水)

阿多古川保全へイベントや記念誌

Aqua2_5  浜松市天竜区の阿多古川が昨年、環境省の「平成の名水百選」に選ばれたことを受け、地域の住民有志がこのほど「阿多古川名水百選記念事業実行委員会」(和田節男会長)を発足した。イベント開催や記念冊子の制作を通して、河川美化に対する意識向上を図る。

 メンバーは、阿多古川沿いの連合自治会や小中学校の代表者のほか、阿多古川環境保全協議会や天竜文化協会の役員ら14人。

 記念事業として▽地元材を利用した啓発看板やのぼり旗の設置▽夏場の行楽客向けに啓発チラシ配布▽記念誌の作成―などを計画している。9月には旧下阿多古中で、阿多古川をテーマにした「アート展」や記念講演会などを開催する予定。

 和田会長は「地元住民の一丸となった取り組みが評価されて百選に選定された。記念事業をきっかけに多くの人に阿多古川に来てもらい、自然の貴さを感じてほしい」と語る。(「静岡新聞」より)

 「阿多古川の清流」は、「新・浜松の自然100選」にも選ばれています。人間が自然に関わっている以上、ほったらかしにして清流が守られることはありません。地元の人々だけの力ではなく、私たちもおおいに協力していきましょう。

2009年6月 7日 (日)

短いトンネルランキング第3位「布滝隧道」

Nunotakizuidou  以前、静岡県の短いトンネルランキング第4位の佐久間町山香地区の「岩井戸隧道」を紹介させていただきました。全長はわずか24.4メートル。確かに短いのですが、上には上(下には下?)があります。

 水窪の「布滝隧道」。県道389号水窪森線を「山住神社」に登っていく途中にある唯一のトンネル。長さは何と14メートルとなっています。これが第3位だ!

 山を掘ったと言うよりも、大岩をくり貫いた感じ。短くても、「隧道」の雰囲気たっぷりです。

 すぐ近くには、まるで絹糸のように長く細く流れ落ちる「布滝」があります。たった14メートルの「布滝隧道」はあっと言う間に通り過ぎてしまいますが、ここらでちょっと一休みしたいところですね。「布滝」は、「新・浜松の自然100選」に選ばれています。

 ●北遠など山間地域などをドライブしていて思うこと…
 ●以前、「隧道(ずいどう)」と「トンネル」について書いたことがありました…
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 ●県道389号水窪森線「小石間隧道」は、トンネルの途中に退避所が…
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 ●前回は2月に通った「岩井戸隧道」を、もう一度…

2008年11月25日 (火)

「佐久間湖」は「ダム湖百選」

100sen  「佐久間湖」は、財団法人「ダム水源地環境整備センター」により「ダム湖百選」に選定されています。では、その「ダム湖百選」とは…?

1.ダム湖百選の趣旨
 私たちの生活を水害から守り、用水や電力の供給を行っているダム湖は、四季を通じて美しい景観を見せたり、水や自然の学習と上下流交流の場となるなど人々にさまざまな恩恵をもたらしているものが多くあります。 ダム湖百選は、そのような地域に親しまれ、地域にとってかけがえのないダム湖を選定、顕彰することによって、より一層地域に親しまれ、地域の活性化に役立つことを願って認定するものです。

2.ダム湖百選認定
 当センターでは、ダム湖百選を認定するため、学識経験者によるダム湖百選選定委員会を設立し、平成17年2月21日に同委員会で65ダム湖が選定されました。当センターでは、選定されたダム湖について、平成17年3月16日、推薦された市町村長あてに認定通知を発送しました。
 なお、今後、ダム湖百選に関心が高まり、さらに認定の要望があれば時期をみて再募集し、追加していく予定です。

3.選定の経緯
 ダム湖百選の選定は、ダム湖の所在市町村長から応募要領にもとづき推薦を受け、ダム湖百選選定委員会で審議のうえ選定しました。
(1) 応募対象ダム湖は、高さ15m以上のダムを持つダム湖のうち、砂防、治山、鉱滓ダムを除くもので、ダム湖の所在する市町村長から推薦のあったものです。
(2) 募集期間は、平成16年10月1日から同年12月15日としました。
(3) 応募数は、165市町村長から165ダム湖の応募がありました。
(4) 選定に当たっては、ダム湖百選選定委員会により、以下の選定項目を総合評価し、地域に親しまれ、地域にとってかけがえなのないダム湖を選定しました。
 1.好ましい景観
 2.生態系への配慮
 3.歴史的な価値
 4.人と自然とのふれあい
 5.上下流の交流
 6.学習の場としての利用
 7.地域の人々の関心
 8.その他

 以上が、「ダム湖百選」の詳細です。

 ところで、『わたしが選ぶ―新・浜松の自然100選』の締め切りが、11月30日に迫っています。「ダム湖百選」に選ばれた「佐久間湖」なら、当然「新・浜松の自然100選」にも選ばれるでしょう。私たちの心の古里「北遠の里」には、心に沁みる自然がたくさん守られています。その景観を未来へと引き継ぐため、「新・浜松の自然100選」にご応募ください。

 ※詳しくはPDFをご参照ください。  お問い合わせは、浜松市緑化推進本部(財団法人・浜松市公園緑地協会内 053-411-6687)へ。

 ●「浜松市公園緑地協会」で『わたしが選ぶ―新・浜松の自然100選』を募集します…

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2008年9月22日 (月)

『わたしが選ぶ新・浜松の自然100選』に応募しよう!

 100sen 「浜松市公園緑地協会」で『わたしが選ぶ―新・浜松の自然100選』を募集します。

 浜松市の将来像「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」や、環境分野の目標像「水と緑と光が響きあう環境共生都市」の実現には、自然環境との共生が欠かせず、開発と保護のバランスが課題となっています。こうした中、市民の視線で身近な自然を見つめなおし、皆で大切にしようとする機運が広く盛り上がることや、保全の手立てを市民・市民団体・行政が一緒に考えるきっかけを作ることが目的とのこと。選定も市民参加の公開で行われます(2009年3月予定)。

 対象となるのは…?

 ①貴重な動物や植物とその生息域
 ②海、山、川、湖沼、谷、湿地、滝、林、森、樹木、並木など
 ③懐かしい風景、自然と人間の営みが融合した風景、自然と歴史が重なる風景など

 …なるほど、これなら、佐久間や北遠地域でたくさん応募できそうですね。募集チラシには、佐久間にある滝の写真が使われています。「この滝はどこでしょう?」とクイズになっていますので、答えは教えられませんが…。このブログを読んでくださっている方なら、すぐに分かるはず。募集期間は10月1日~11月30日。絶対に応募しましょう!

 ※詳しくはPDFをご参照ください。  お問い合わせは、浜松市緑化推進本部(財団法人・浜松市公園緑地協会内 053-411-6687)へ。

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