佐口行正氏と和田芳博氏収集の古い絵葉書を公開。今では貴重な記録となった写真も多く、北遠の歴史を振り返ることができます。
毎秒110立方米の水が発電所地下の竪軸フランシス型水車2台を廻し27,000KVAの発電機2台により45,300KWの発電を行い放水口よりもとの天竜川に注がれ昔の姿そのまゝに悠久無限の流れを遠く太平洋に注ぐ。
秋葉ダムより南5粁峰山の山塊を貫いて導かれた天竜の水は、ここ秋葉第一発電所で45,300KWを発電する。上流に佐久間、秋葉の大ダムと秋葉山の名勝を控え天竜水系、最下流の発電所である。33年1月発電開始。
天竜川を堰止めた秋葉ダムは時折りゲートを上げて放流する。写真は洪水時毎秒3,000立方米の水を放流している光景である。中央部6門は洪水ゲートで一枚の扉高さ13.5米巾14米重さ130トン両端は土砂吐ゲートである。
秋葉ダム前面の景観である。ダムは高さ84米、長さ273.4米、体積515.000立法米総貯水量34,703,000立法米、ダムの向って左側から第一発電所まで径7米長さ4,900米の圧力トンネルで毎秒110立方米の水が導入され又向って右側から手前に見える第二発電所に径5米長さ53米の水圧鉄管によって導水され夫々45,300KW34,900KWの発電を行う。33年7月竣工。
縣社山住神社ノ參道河内川ニ沿ヘル切通シト稱スル所、本町ヲ南スルコト一里余、獅々岩等奇巖重疊十丈ノ布瀧ハ錬絹ヲ垂レタル如ク或ハ水晶ノ珠ヲ轉ガスガ如ク時ニ珍鳥、山猿ノ戯レ遊ブヲ見ル四時山水明媚殊ニ紅葉ノ秋格別タリ
海抜一、一〇七米ノ高所丈余ノ古木鬱蒼ト聳エ萬山眼下ニ起伏スル中ニ祭神大山住命鎭座シ給フ
南方一角ニ遠州灘ヲ望ミ眺望絶佳ナリ若葉ノ頃ヨリ初秋ニカケテ清涼ニ充チタ日没ヨリ夜ヲ徹シテ古杉ノ葉隱レニ靈鳥佛法僧ノ余韻豊カナル美音ヲ聽キ眞ニ俗界ヲハナレタル感アリ (例祭 毎年十一月十七日)
信康の廟=徳川家康の長子信康 二俣城の於て自害 家康その菩提を弔ふため 清瀧寺を建立すて その霊を慰む 今に至るも香煙の絶えたる事なし
光明山=行基菩薩の草創に係り 本尊は 虚空藏菩薩 笠鉾坊大権現 摩利支天尊 大黒天を祀る 大黒天は開運授福の神として名高い
佐久間発電所
四台の発電機は最大出力35万キロワットという日本一の発電力を有する。ダムに湛えられた水は直径7米の導水路二本により調圧水槽まで導かれ、それより四本にわかれてこの水車にかかる。
佐久間ダムの偉観
佐久間ダムの洪水吐ゲートは五門あり、門扉の大きさは巾12米高サ14.7米、スイッチ一つで自在に動き、余剰の水を放水する。上方は満々たる佐久間湖、下方は直下150米の白亜の絶壁で眼もくらむばかりである。
観光道路第一トンネル
巾6米の観光道路は中部天竜駅より佐久間ダムまで約4粁あり、観光バスが軽快に第一トンネルを通りぬける裏側の天竜川を眼下にみる。前方は地八峠(950米)。