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●春野の町

  • (浜松市天竜区春野町) 
     浜松駅から北北東約45㌔、約1時間10分(春野地域自治センター)
     東経137°54′60″ 北緯34°58′42″
     町面積:257.17k㎡(旧浜松市と同じ)
     森林面積:232.01k㎡(92%)
     標高:132.5m
     1956年(昭和31年)犬居町、熊切村が合併し「春野町」となり、翌年、気多村と合併
     2005年(平成17.7.1)浜松市他11市町村合併


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■霊山秋葉山(標高866㍍)は、赤石山系の最南端で、天竜奥三河国定公園内に位置します。秋葉信仰は「秋葉山本宮秋葉神社<上社・下社>」と、中腹に位置する「秋葉山秋葉寺(しゅうようじ)」とから構成されるもので、火防信仰を中心とするものです。

●秋葉山本宮秋葉神社<上社・下社> 犬居地区・領家

Kamisya  秋葉神社は秋葉山を御神体山として、上古より火防信仰の神の総本宮として崇敬され、全国津々浦々から多くの参詣者を集めています。

 最初に社殿が建ったのは、今から約1300年前の和銅2年(709年)と伝えられています。
 祭神は「火之迦具土大神(ひのかぐつちのおおかみ)」で火 の主宰神とされ、神徳は「火の幸を恵み、悪火を鎮め、諸厄Shimosya諸病を祓い除く」火防開運の神です。
 お社は、秋葉山頂近くにある上社、山麓の気田川に臨む下社があります。

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●秋葉山秋葉寺[三尺坊] 犬居地区・領家

Syuyouji  養老2年(718年)僧行基が勧請し、「大登山霊雲院」として開山。弘仁年間(810年~)に「秋葉山秋葉寺」と改称され、鎌倉時代には熊野権現の流れをくんだ修験行者が入山し、室町時代には宿坊が広く設けられ、一大修験場として全国にその位置を確保してきたものと言われています。
 江戸時代には秋葉詣が盛んになり、秋葉講が発生し、それにより秋葉道と常夜燈が整備されました。
 明治に入り、政府の神仏分離令(廃仏毀釈)により廃寺となりましたが、明治13年に復寺されました。
 本堂に「聖観世音菩薩」を安置、真殿に「秋葉三尺坊大権現」を祀ります。三尺坊は、行基の開山から90年後に天狗の様相で出現したと伝えられており、春野町を「天狗の里」と名付けています。

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●秋葉の火まつり

Hi1_2  秋葉の火まつりは12月15日、16日に行われ、祭りの中心は16日夜半になります。この日は全国から参詣者や観光客を集め、古式にのっとり儀式が進められます。

【秋葉神社】
 全国的に知られるのは、16日夜半に行われる火防祭(ひぶせのまつり)で、秘伝の「弓の舞」「剣の舞」に続いて、松明を振りかざし舞殿を処狭しと舞う「火の舞」の神事が古式豊かに荘厳華麗に繰り広げられます。

【秋葉寺・三尺坊】
 
祭りは火防鎮護の祭典としての火祭りと、三尺坊をはじめとする眷属の天狗たちに捧げる七十五膳と呼ぶ供膳の秘儀とがあります。
 火祭りは16日夜半に建物内部で行われる僧侶・行者による読経、本堂前庭で行う護摩供養で、とりわけ大護摩供養は豪快で、その炎で「四天の凧」を中央高く舞い上げ、また護摩熾火(おきび)の火渡りの儀式が行われます。

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●春埜山大光寺(お犬様) 熊切地区・花島

Daikoujijpg_3  僧行基(行基菩薩)が養老2年(718)に開創したと伝えられる密教寺院です。

 春埜山(標高883㍍)は、古くから遠江における霊山として知られ、山住山と並んで山伏信仰の拠点となっていました。真殿には守護神の太白坊大権現を祀り、本堂は梵天、帝釈、閻魔の三像を安置しています。

 寺の資料によると、太白権現は背に火焔を負い、嘴に両翼の生えた烏天狗の姿で、手に剣索を持ち、山犬に乗った姿として画かれています。

 境内に1300年のご神木「春埜杉」があり、深山の気を漂わせています。

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●秋葉山瑞雲院 犬居地区・堀之内

Zuiunin  寺記によると「養老二年(718年)に行基この地に行化(ぎょうけ)の節、聖観音菩薩を自彫して茅舎に安置し、村民の尊崇を受け…」とあります。位置的には、春の峰の端山春埜山と秋の峰の端山秋葉山の接点にあり、古くは真言宗の密教寺院でした。

 時代を経て、明応2年、犬居城主天野氏開基となり、瑞雲院と改め、その後兵火で消失などを経て、慶長年間、徳川家康公により現在地に再建されたもので、現在曹洞宗北遠の名刹として有名です。

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 ●例えば、春野の「秋葉神社」、例えば「秋葉寺」「瑞雲院」―その山門や鐘楼は、赤く塗られて…
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●龍頭山戒光院 気多地区・豊岡

Kaikouin  戒光院はもともと秋葉寺の奥の院で、竜頭山の南側(スーパー林道沿い)にあり、修験の地として栄えてきました。明治29年、真言宗遠州秋葉根本道場龍頭山戒光寺として独立し、大正末に現在地の気田に移転して来たものです。勝坂不動尊を本尊として祀っています。

 2009年12月13日早朝の火災で全焼

●意昌庵(もみじ寺) 犬居地区・静修

 小奈良安の集落を見下ろす高台にあり、室町後期の開山と伝えられる曹洞宗の禅寺で、また愛染明王霊場でもあります。
 愛染明王は本来恋愛成就の願いなどをかなえる明王とされています。毎年4月21日には、愛染明王大祭が行われ、良縁成就、福徳愛受、厄除守護を祈願し、多くの老若男女の参拝で賑わいます。
 境内には、100年以上のヤマザクラの古木とサルスベリの名木があります。

●延命地蔵 熊切地区・長蔵寺 

 木造延命地蔵菩薩像<旧町指定有形文化財・彫刻・昭和57年3月>

 室町時代中期、京都の仏師の作と推定される、古い杉の木を主材料とした漆地に金箔を施した寄木作りの立像が、地域の人々が建てた小さな社の中に安置されています。
 仏像の高さは161㌢ほどで、右手に錫杖、左手に如意宝珠を持ち、後方に光背が付いています。
 毎年9月23日には、住民による地蔵祭が行われています。

●里原のいぼとり地蔵 気田地区・里原

Ibotori  林道沿いのほの暗い杉木立の一角に祀られているお地蔵様で、いつ頃から祀られているか不明と言われています。
 いぼとりなど悩む方に霊験あらたかと伝えられ、今でもお参りする方もあり、供えられた赤い幟が風にひらめいています。

●松草の弁天 気田地区・宮川(里原)

 国道362号沿いで、春野文化センター入口に祀られた小さなお社です。
 享保年間に建立されたと伝えられています。弁財天は七福神の一人で、吉祥天と並ぶ仏教の二大女神で、音楽・芸能・財宝の神として、今でも信仰を集めています。